韓国の大手電子機器メーカーであるLG電子は、2020年9月14日に、新製品のオンライン発表イベントを開催することを予告しました。
LGが公開した情報によりますと、今回の発表イベントでは、LGのスマートフォン部門が立ち上げた「Explore」プロジェクトの最初のスマートフォンを発表するとしています。そのスマートフォンが、「LG Wing」です。LG Wingに関して、Android Authorityは先日多数の情報をリークしました。
Android Authorityによりますと、LG Wingは回転式ディスプレイを搭載するとのことです。同サイトでリークされた動画内で登場したLG Wingと見られる端末は、画面が2つ重なっており、一方が回転して横向きになっているのがわかります。
この回転ディスプレイは、6.8インチの縦向きメインディスプレイから独立しており、1:1の横向きサブディスプレイとして動作します。このサブディスプレイでは、メインディスプレイでの作業とは別に、キーボードとして利用できるほか、音楽の操作などが可能です。サブディスプレイを利用する際には、上側のディスプレイを時計回り、または反時計回りに回転させることで利用できるとされています。
また、回転ディスプレイを閉じた状態でも利用できますが、本体にかなりの厚みがあるとのこと。
LG Wingの詳細なスペックはあまりわかっていませんが、一部の情報では、LG VELVETと同じQualcommのSnapdragon 765を搭載する可能性が高いとされています。Snapdragon 765は5Gに対応しており、LG Wingも5Gに対応する可能性があります。
この端末の名称はまだはっきりしていませんが、Android Authorityは、「LG Wing」はコードネームに過ぎないとしています。一般的に、コードネームがそのまま製品名になることはほとんどありません。ですが、LGは今年始めに発表したスマートフォン「LG VELVET」で、命名方式を大幅に変更しているため、「LG Wing」がそのまま製品名になる可能性も少なからずあるとしています。
LGの「Explore」プロジェクトは、現代のユーザーの多様なニーズに対応し、ユーザーにより多くの好奇心や興奮を味わってもらいたい、との願いで立ち上げられたとされています。
LGは今まで、LG Dual Screenといったアクセサリなど、新しい形のデバイスを開発しています。今回のLG Wingも今までにない形のデバイスであり、どのような使い方ができるのかに注目が集まっています。