ケーブル一本、MacBookが複数モニター・HDD/SSD・有線インターネットその他諸々につながるぞ!
多くのApple向け周辺機器を販売しているHYPERから新たに登場したUSBハブ、HyperDrive GEN2シリーズが登場しました。国内でもMakuakeで出資者を募っていますが、筆者は今年2月頃にKickstarterで出資しており、8月下旬頃に受け取りました。レビューしていきます。
今回紹介するHyperDrive GEN2は、6ポート、12ポート、18ポートの3種類があります。今回筆者が購入したのは18ポート版です。ポートの詳細は後述します。
開封
今回香港から出荷され、何故かオランダを経由して日本に到着しました。遠回りしているなあと思っていましたが、割とある事例のようです。7月末ごろに発送通知を受け、9月1日に到着。そのせいか、全体的にパッケージが凹んでいましたが商品に問題はないようです。
箱を開けると商品が入っています。プラスチックのトレイを持ち上げるとケーブルが同梱されています。
内容物はHyperDrive GEN2 18 PortとUSB Type-C to Cケーブル、簡易説明書のみとシンプル。
ケーブルチェッカーで検証したところUSB 3.2 Gen2に対応しているケーブルとのこと。
とはいえだいぶコネクタが大きいです。Thunderbolt 3ケーブルと比較してもこの大きさ。
iPhone 11 Proと比較するとこの大きさ。高さはiPhoneより小さくかなりコンパクトにできているのがわかると思います。ちなみにこの高さ、iMacと並べておくと、iMacの”アゴ”の高さとちょうど同じなので、並べて置くとオシャレです。
端子
搭載端子を紹介します。まずは背面から。上部1列目からUSB Type-Cポート、ハブの電源及びPC電源供給用のDCポート(別売)、1Gbps Ethernet、SPDIF(光デジタル)、コアキシャル、USB Type-A(2.0)が2つ。
2列目左から、パソコンに接続するUSB Type-C、VGA、DisplayPort、HDMIが2つです。
注意してほしいのが、2つのHDMIとDisplayPortは4K60p出力に対応するものの、OSにより挙動が異なります。Macの場合は4K60pで3つの画面が出力できますが、3つの映像は同じものが表示されます。Windowsの場合は3つの画面にそれぞれ違う映像を表示できますが、4K30p×2+1080pに制限されます。これはそれぞれのOSで採用している映像出力方式が異なるためこうなるとのこと。なので複数の映像出力を期待して購入するのはやめておいたほうが良さそうです。
正面には左からmicroSD、SDカード(UHS-II対応)、USB QC 3.0対応の充電専用端子、イヤホンジャック(4極対応)。2段目左から、USB Type-A(3.2 Gen2)が2つ、そしてUSB Type-C Gen2対応です。
その他細かい仕様は簡易説明書に記載されていますので、参考までに。
使用感
4K60pの出力をチェックしましたが、映像が乱れることはなく快適に使えました。また、Ethernetや外付けHDDをたくさん接続しましたが、問題なく使用できました。ただ、HyperDrive自体がかなり熱を持ってしまい、長時間触れるとやけどしてしまうくらい熱いです。
また、外付けHDDなど大きく電力を消費するデバイスを接続し、データ転送をしていると、途中で切断されることが多々ありました。外部電源(DC)必須かも知れませんが、適合するDCアダプタを探すのが難しいです。
18ポートとハブとしてはやけに映像出力系が多く、USB 3.0 Type-Aが少ないのが難点です。
価格も3万円前後とハブにしては高価な部類。正直この価格帯ならThunderboltのドックを狙えるので、そちらとよく比較し検討するほうが良いかも知れません。