ソフトバンクは新料金発表会を開催し、サブブランド「Y!mobile(ワイモバイル)」の料金プランについても発表しました。
従来、ワイモバイルでの通信は4Gサービスの提供に留まってきましたが、2021年2月には新たに5Gサービスの提供を開始するとのこと。
4G/5G通信両者を利用可能な新料金プランとして、「シンプルS / M / L」を発表。以下は発表会の画像。携帯業界に横行する詐欺的価格表記ではない、割引適用前価格のみまず提示。
その後に、割引と割引適用後の価格も表記。非常にわかりやすい。
通話定額は別途オプション。10分以内の国内通話が無料になる通話オプション「だれとでも定額」(月額700円)、10分を超える国内通話も無料になる通話オプション「スーパーだれとでも定額(S)」(月額1700円)も選択可能。Yモバは通話オプション抱合せで高くなっていたのを、分離して安く出来るようになったイメージですね。
通信制限後の速度もシンプルM以上なら1Mbps。シンプルSは3GBながらも制限後速度は300kbps、回線品質も良いですしMVNO対抗としては有効打でしょう。
なお、「国際水準と比べて20GBが高い」という政権の要求に対応したプランとして、「シンプル20」の12月下旬移行の提供を予告していたものの、こちらは日の目を見ることありませんでした。今回の「シンプルL」がその代替の位置付け。
「シンプル20」は、月間データ容量20GBを月額4480円で提供、大して安くない上に家族割や固定セット割など各種割引皆無という、ほとんど魅力がないプラン。とにかくシンプルなプランを求め続け、実質表記ではなく実質値引き自体を禁止すらしてきた政府への意趣返し、「お前らの要求に応えたらこうなったよ、これでいいんだろ?」と挑発にすら見えてしまう内容だったにも関わらず、内容を精査せずに武田総務大臣や自民党重鎮が褒めてしまい、あとで気付いたのか数日後にキレるという展開が印象深かったです。
「シンプル20」のままだったら、いつも通り「政府要求に従って大手携帯キャリアが適当に作ったプランは、誰も契約しない」で無駄に終わっていたでしょう。しかし今回発表のプランは消費者目線で非常に魅力的に見えます。特にシンプルSではMVNOからの顧客奪還も期待できそう。
シンプルLは「20GB必要+単身者且つ固定なし+通話オプション必要」という条件では、値段がシンプル20の水準になってしまいますが、そこは店舗サポートを諦めて「LINE on SoftBank」を選べば同条件でぐっと安くなります。ソフトバンクのマルチブランド、いいラインナップに仕上がっています。
詳細はワイモバイルの公式サイト(https://www.ymobile.jp/store/)でご確認ください。[AD] |
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