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お洒落な「Galaxy S21」、望遠進化「Galaxy S21 Ultra」レビュー。

 国内未発表のGalaxy S21 5GとS21 Ultra 5GをメーカーPR代理店よりお借りしましたので紹介します。なお、今回借用した2機種は国際版のため、ベンチマーク及びネットワークの接続は一切行わず、機内モードのみで使用しています。そのため、外観及びカメラ機能のみの紹介になります。予めご了承ください。

Galaxy S21 5G

 今回借用したS21 5Gはファントム・バイオレットカラー。昨年国内でも販売されたBTSバージョンよりは明るめの紫色です。光の当たり方で表情が変わるのが良いポイント。また、中華メーカーにありがちな彩度強めなカラーではなく、日常使いに配慮された薄めの紫なのが良いですね。

 賛否が分かれるカメラ部分ですが、実機を見ると意外と悪くないです。

 このフレームから続くカメラ部分がとても素敵です。紫にピンクのゴールド、とても高級感があります。

 どうですか?この感じ。見慣れてくると結構オシャレじゃないですか?

 片手で使えるサイズ感が良いですね。重量はミリ波対応モデルで171g、Sub6のみモデルで169gと重めな部類ですが、全くその感じはありません。これなら片手でもスイスイ扱えますね。

Galaxy S21 Ultra 5G

 続いてS21 Ultra 5Gです。こちらはファントム・ブラックです。昨年のUltraはピアノブラックのようなテカテカしたブラックでしたが、今年はマット調で指紋も目立たず、かなり好みです。

 そして一番目を引くカメラ部分。1200万画素の超広角、1億800万画素の広角、1000万画素の望遠。昨年のUltraの望遠は4800万画素でしたが、1000万画素と大きく画素数が下がりましたが、これは良い判断だと思います。詳細は後ほど。

 ボディと一体化するカラーリング。そのせいか、見る限りではカメラの厚さは感じません。

比較

 S21とUltraを比較すると、画面が一番気になるポイント。S21は一切ラウンドしていないフラットなディスプレイです。国内未発売のS7(edgeじゃないモデル)も若干ラウンドしていたので、そう考えるとかな〜りお久しぶりかと思います。

 それに加えてS21 Ultraは若干カーブしています。大画面でも持ちやすいようカーブしているのかと思いますが、Sペンを使うならカーブしていないほうがありがたい、と再度述べておきます。

 カメラを比較。大きいと言われるiPhone 12 Pro Maxとも並べてみましたが、やはりS21 Ultraの大きさが際立ちます。

 そして特筆しておきたいのがパッケージが薄くなったことです。Note 20 Ultraでは充電器やら付属していたことで、分厚くなっていますが、S21では環境への配慮で薄くなりました。2台で従来の1台分の厚さなので、2台買っても保管場所が省スペースで安心ですね(?)

カメラ機能をチェック

 借用期間中に引っ越しと連勤が重なったためそれほど触れていませんが、それだけでもわかるくらい、カメラは大きく進化しています。

 特筆したいのが望遠カメラ。昨年のUltraではノイジーでブレブレ、と正直なところ「使えない」という印象が強かったです。しかし、S21 Ultraの望遠はその弱点をしっかり潰してきたなという感想です。

 望遠時にブレブレで撮影難易度がかなり高い100倍ズームは、強力な手ブレ補正により、全くブレない望遠カメラになりました。これなら誰でも使える強力な望遠カメラになりそうです。また、4800万画素から1000万画素へ画素数を下げたことで、1画素あたりの光量が増し、暗いところでも使える望遠になりました。

 まずは広角から。陽のあたる場所と当たらない場所が同時に撮影できる時間を狙いましたが、ハイライト・シャドウともに飛ぶ・潰れることなく上手くトーンを再現できていると思います。

 そして超広角。ぱっと見た感じでは綺麗に見えますが、細部をよく見ると、潰れてしまっているのがわかります。ノイズ低減がちょっと強く効きすぎている印象です。

 おまたせしました、本命の10倍光学ズームです。S21 Ultraの画面上でもわかるくらい、昨年のモデルとは明らかに違います。明瞭感がぐっと増し、タイルの境界線もしっかりわかります

 東京駅近くに建設中のビル。これも10倍光学ズームを使ってクレーンを撮る、といったことも容易いです。また、よーく見るとクレーンに建設会社のロゴが掲げられていることもわかります。使えるレベルになりましたね。

120Hzディスプレイは文句なしに

 昨年のS20では解像度に依っては120Hzで利用できない場合がありましたが、S21 UltraではHD+、FHD+、WQHDのすべての解像度で最大120Hzを利用することができます。

 一方、S21ではそもそも解像度の項目がなくなっています。

 これはディスプレイ解像度がFHD+になったことで、変更する必要もないと判断されたのでしょうか。そのため、バッテリー持ちを重視して意図的に下げる、ということはできなくなったようです。

 また、120Hzになっただけではなく、S21シリーズではコンテンツに応じて、リフレッシュレートを自動で変更する、可変リフレッシュレートに対応しています。動画では低リフレッシュレート、SNSやブラウザでは高リフレッシュレートで滑らかに表示できるというわけ。

Sペン

 S21 Ultraの目玉機能として搭載されたSペン機能。Noteシリーズと違い、Bluetooth機能を省略することで差別化を図っているようです。そのため、S21 Ultraでは少し前のNote 8以前と同様の使い方ができると言うことです。

S21 Ultraの設定項目にSペンがある

 デジタイザとしてWacomのテクノロジーを使用しているので、設定せずに利用可能です。

 筆圧はもちろん、ペンのボタンもしっかり反応します。普通にNoteと遜色なく使えます。

国内の販売に期待

 今回短い使用期間、かつネットワークに接続できない状態で使用しましたが、より使いやすいスマートフォンへ進化したと感じました。不満のあった望遠カメラは1年でしっかり不満を潰し、実用レベルへ持ってきたことはさすが、サムスンといったところ。

 S21シリーズの国内販売に関してはまだ未発表(執筆時)ですが、S21のサイトが日本でも公開されていたり、S21シリーズと思われるデバイスが技適を通過しています。国内販売されたら高速通信ができる5Gで使ってみたいですね。期待です。

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