Samsungの次期フラッグシップスマートフォン「Galaxy S21」シリーズと見られる型番が、総務省の技術基準適合証明を通過したことがわかりました。
今回確認された型番は、「SGH-N592」「SGH-N649」「YRM」の3つで、いずれも未発表端末の型番です。それぞれメーカー型番の形式から、「SGH-N592」「SGH-N649」はNTT docomo向け、「YRM」はau向けの端末であると見られます。
携帯端末の認証情報に詳しい国内ブログ「blog of mobile」によりますと、これらの端末は11月25日付けで認証を通過したとのこと。特に「SGH-N592」「SGH-N649」はW-CDMA(3G通信方式の一種)での認証を受けていないことから、5G対応端末の可能性が高いとのことです。スタンダードモデルのスマートフォンで対応することの少ないバンドにも対応していることからも、これらの端末は5Gに対応したフラッグシップスマートフォンであると予想されています。
多くのリーカーなどによって、Galaxy S21シリーズは引き続き3モデル展開となることが確認されています。最新のリークでは、フラットディスプレイやさらに細くなったベゼルなどが確認されているほか、最上位モデルの「Galaxy S21 Ultra」はSペンに対応するとの噂もあり、多くの注目を集めています。
先代の「Galaxy S20」シリーズでは、発売予定のなかったGalaxy S20 Ultraが急遽au限定で発売されたことなどから、日本国内で全モデルが展開される可能性もあります。今後これらの端末はキャリア型番(SC-〇〇AやSCG〇〇)の型番でBluetooth SIGなど他の認証機関も通過する見込みです。
これまでSamsungは2月~3月にGalaxy Sシリーズを発表するのが慣例だったため、通常よりも1ヶ月以上早い発表となります。
筆者個人としては楽天モバイル版の存在が気になるところです。現時点で楽天モバイルはGalaxy S10やGalaxy Note10+をSIMフリー形態で販売しています。Galaxy S20シリーズは、発表された時点で楽天モバイルが5Gサービスを提供していなかったために発売を見送ったと考えられますが、今年9月に楽天モバイルは5Gサービスの提供を一部で開始しています。Galaxy Note20 Ultraには楽天モバイル版の存在も確認されていたため、後を追って認証を通過する可能性もあります。今後の情報に注目したいですね。