サムスンの次期折り畳みスマートフォンとして予想されている「Galaxy Z Fold3」と「Galaxy Z Flip3」は、本体の耐久性が大幅に向上する可能性があることが、サムスン関連の情報に詳しいSamMobileのレポートによってわかりました。
SamMobileが独自に入手した情報によりますと、「Galaxy Z Fold3」と「Galaxy Z Fold3」は、新たに防水・防塵性能の「IP規格」に準拠する可能性があるとのこと。
IP規格には等級があり、等級の数字が上がっていくにつれて防水・防塵の性能が上がっていきます(例えばGalaxy S21 5Gの場合IP68)。今のところ、この2つのデバイスがどの等級に該当するのかはわかっていませんが、IP規格に準拠するとなれば、耐久性の面で大きな進歩を遂げることになります。
サムスンは今月、「Armor Frame」と呼ばれる、スマートフォンのフレームに関する新しい商標も申請しており、耐久性の高いスマートフォンフレームの開発を進めていることもわかっています。
現在、同社のミドルレンジ帯を含むほスマートフォンのほとんどが、IP規格に準拠しています。しかし、「Galaxy Z Fold2」や「Galaxy Z Flip」といった折り畳みデバイスは、複雑で技術的に高度な構造になっているためか、IP規格に対応していません。せいぜい他社のMotorola razr 5Gが撥水に対応する程度。
初代Galaxy Foldでもプロトタイプ段階で耐久性に課題が出ていたこともあり、Galaxy Z Flipからはディスプレイに折り畳み可能なガラスを採用するなど、サムスンは耐久性に重点を置いて開発をしてきました。非常に高価な端末であるだけに、耐久性の向上はユーザーにとってはとても嬉しい朗報ですね。
「Galaxy Z Fold3」や「Galaxy Z Flip3」は、2021年7月に開催が予想されているGalaxy Unpackedイベントにて発表される見込みです。