シャープのフラッグシップ・ハイエンドスマートフォン「AQUOS R5G」をレビューします。
Index
良いところ・悪いところ
👍ココが良い! | 👎ココが悪い! |
+奇抜で個性的なグラデーションカラー +高性能、最新ゲームも超ヌルサク +人間の眼を考慮した120Hz高駆動 +屋外でも視認性の高いPro IGZO +手放しでダラダラ読める、無限スクロール +通勤も安心?ベールビュー |
-ダブルノッチがダサい -指紋認証の精度が低い -黒の締まりは劣る -スピーカーは音量小さめで低音質 -カメラのオート、特に夜景が悪い |
デザイン
カラーリングはBlack Rayを選択。単純に黒か?と思ってしまいそうですが、全然違います。Galaxy Note 10にもこんな光沢カラーがあったかと思いますが、それよりもさらに激しいグラデーションです。光の加減と角度によっては赤色、黄色、緑色、青色があらわれます。
底部にはマイク穴、USB Type-C、スピーカー。
そしてしっかりイヤホンジャックもあり。
AQUOS R3までのダブルノッチは個人的にはしっくり来なかったです。特に指紋認証センサーがナビゲーションバーの領域を食いすぎていて受け入れがたい。しかしAQUOS R5Gのダブルノッチはかなり控えめ。指紋認証センサーが飛び出ているのはちょっとだけです。フリーフォーム液晶も作れるシャープならではといったところでしょうか。見た目のインパクトと実用性のギリギリのライン。画面はフラット。
ディスプレイへの「偏執的こだわり」こそがアクオスの真髄
美しい液晶
5Gによる当面のユーザーの最大の恩恵が、携帯キャリアのプランの大容量・無制限化。SHARPは、5Gによってスマートフォンが真の1stスクリーンになるといいます。確かにSHARPのこだわりは徹頭徹尾ディスプレイであるということを感じさせる一台、それがAQUOS R5Gです。
最近は廉価モデル=液晶、ハイエンドモデル=有機ELディスプレイのような図式があります。確かに自発光式であることを活かした黒の表現には、液晶は勝てません。しかし往年のハイエンドモデルの液晶ディスプレイは決して汚かったということはなく、むしろ美しいディスプレイだったことを思い起こさせてくれるのがAQUOS R5Gです。
6.5型Pro IGZO液晶を搭載し、通常ディスプレイの64倍となる10億色を実現。バックライト効率を12%向上してさらなる高輝度化。各社8bitを拡張したディスプレイを搭載する中、真の10bitに対応。HDR動画を美しく視聴できます。対応コンテンツは多くないものの10bit化自体はトレンドの先端ですから、環境は追いついてくるでしょう。対応するHDR動画の視聴時にはHDRエンハンサーが動作してバックライトを制御、明るい場面では白潰れを低減し、暗い場面での黒浮きを抑えて液晶で可能な限り締まった映像に。
AQUOSで驚くべきは、画面設定の多さ。デフォルトの画質設定(おススメ)こそテレビのAQUOS液晶テレビのような色づくりで、やや青くなりすぎる印象ですが、標準などに変更すれば違和感のない発色になります。ちょうどテレビを購入したら画質設定の追い込みから始めますが、ちょうどあんな感じですね。
日差しの下で画面輝度を最大化するアウトドアビューを有効化すると、屋外でも高い視認性を確保。使いやすいです。
さらに素晴らしいのが贅沢にもデフォルトフォントがモリサワ新ゴ。首都高速道路の標識にも採用されているフォントですね。
有機ELに対して黒の締まりこそ勝てないものの色表現で引けを取らず、長期焼付きの心配もない。それがAQUOS R5GのPro IGZO液晶と言えます。
人間の眼にフォーカスした極上の高駆動
画像など静止表示時には1Hz駆動になるアイドリングストップに対応。最近は、ようやく2021年のiPhoneの有機ELがLTPOで可変駆動に対応するかどうかが噂となっているぐらいですが、この可変駆動に既にシャープはIGZO液晶で先駆けて対応済み。当然AQUOS R5Gもこれに対応。滑らかさと省電力性を両立します。
2020年には主要メーカー各社のハイエンドモデルは高駆動化が当然のものとなり、ミッドハイでの高駆動化も進みつつある昨今ですが、シャープは数年前から先駆けて高駆動化に取り組んでおり、AQUOS R5GのPro IGZO液晶もリフレッシュレート120Hzに対応しています。
筆者も90Hz、120Hz、144Hzといった高駆動スマートフォンを多数所持していますが、AQUOSがそれらと一線を画するのは、スクロール慣性です。
おそらく他社のAndroidに慣れたユーザーがAQUOSを触った時、恐ろしい違和感に襲われるでしょう。やけにスクロール速度が遅いのです。最初は思う通りに動かせないように感じられ、正直「コレ無理かも」とすら思うでしょう。
しかし、AQUOSと複数のAndroidスマートフォンを使い続けた上で、気づくのです。通常のAndroid端末の画面スクロールが「人間の指に追従」するのに対し、AQUOSの画面スクロールは「人間の目が捉えられるギリギリの速度で追従」するということに。
Androidの指で弾く動作に追従する高速スクロールは、スクロール中にその文字を判読することはほとんどできません。しかし、AQUOSなら、ぬめっとした適度な速度の慣性スクロールが長く続く間、ずっと動いている文字が判読できるのです。高駆動の使い方が光ります。
このスクロール速度に「そういうことか!」と気付いて実感した時、病みつきになります。SNSをスクロールする時なんて快適、感動モノ。しかもこのメーカー独自のスクロール慣性が、Snapdragon 865 5G、高速な読み書きの12GB LPDDR5メモリ、256GB UFS3.0ストレージ、ProIGZO液晶により完璧に動作。まさにTwitterを最も快適に閲覧するならコレ!という絶品。
ただし一部アプリによってはスクロール慣性が異なります。具体的には、ChromeやWebViewなどは通常通りのスクロール挙動。ここ、マニアック過ぎて若干わかりづらいですね。
他社のスマートフォンでは高駆動時は解像度が低下するモデルも存在します。ところが高駆動AQUOSは出力からパネルまで2レーンで接続。シャープは開発にあたってCPUのバス速度、性能の出るちょうどいい解像度を選択しており、他社の高駆動化が技術的困難を迎える中、これまでの技術ノウハウにより平然と「高解像度・高駆動」を実現しつつ、省電力な可変駆動のアイドリングストップまで実現しているというわけ。
SHARPといえば、電子手帳Zaurusや日本初のスマートフォンW-ZERO3を手掛けた会社でもあり、2014年時点でベゼルレススマホを日米同時発売するなど、先見の明がある会社です。ただし経営資源を効率化できておらず、そして「いくらなんでも、あまりにも早すぎる」というタイミングの悪さも感じてしまい、惜しい会社でもありました。
最近は「ちょっと早い」ぐらいなので良い按配。画面ならAQUOS、間違いなし。
オートスクロールなど画面関連独自機能も光る
ディスプレイに関する便利機能といえばスクロールオート。
豆知識: アクオスは放置しといても無限にTwitterのタイムラインを自動で読み続けられる #AQUOSR5G pic.twitter.com/50qfweCKhW
— 📱すまほん!!🌒5G📶 (@sm_hn) March 29, 2020
ダラダラとツイッター無限リロードできる神機能。けっこう捗ります。スタンドに置いてスクロールさせ続けるのもいいですね。
また、ガラケー時代からのシャープ機ユーザーならご存知「ベールビュー」機能。これは画面上に模様を出して、電車内などで横から画面を覗き見されないようにするもの。AQUOSスマートフォンでは「のぞき見ブロック」の名称で存続しています。
しかし液晶モジュールはどんどん薄型化しエアギャップを無くし、視野角を広くしており、こうした変化は「のぞき見ブロック」の原理に相反します。このため「最新の機種じゃ、オンにしても大した効果は無いでしょう?」と思っていました。
実際、スマホを正面から見た状態で、縦や横に向けると効果なし。ところが斜めから見ると、妨害効果がかなり出ています。地下鉄の電車内で考えると「座席に座っているとき、真正面に立っている人が覗き込んできたら効果薄そう、それ以外では効果ありそう」といった感じですね。
テレビとモニターを製造開発するシャープならではの偏執的こだわりが満載。徹頭徹尾、ディスプレイにこだわったスマホと言えます。
スペック
OS | Android 10(アップデートで11) |
---|---|
CPU | Snapdragon 865 オクタコア 2.8GHz + 1.8GHz |
メモリ | 12 GB LPDDR5 |
容量 | 256 GB UFS 3.0 +Write Booster |
画面 | 6.5型 QHD+ (3168×1440) 10億色 Pro IGZO 最大120Hz駆動 |
カメラ | 望遠1220万画素 F2.7 望遠44度焦点距離52mm相当 ハイブリッド16倍 PDAF OIS+EIS ProPix2 超広角 4800万画素 QBC 裏面照射積層型 F2.9 120度 標準1220万画素裏面照射積層型CMOS F1.7 広角78度 焦点距離26mm相当 ハイスピードAF 全面位相差 ToFカメラ HQVGA |
インカメラ | 1640万画素 裏面照射型 CMOS |
電池 | 3730 mAh |
寸法 | 162 × 75 × 8.9 mm, 189g |
その他 | 5G Sub6, IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax デュアルバンドGPS L1+L5 顔認証(フロントカメラ)、前面指紋認証 おサイフケータイ / NFC / フルセグ / ワンセグ IPX5・IPX8/IPX6X ステレオスピーカー / Dolby Vision / Dolby Atmos / ハイレゾ |
3Dから普段の動作まで幅広く計測するAnTuTuではスコアの変動はそれほど見られず安定感を見せつけましたが、非常に高いグラフィック性能を要求する3DMarkでは熱ダレによってスコアが低下しました。それでも高いパフォーマンスを見せつけてはいるものの、OPPO Find X2 Proは3回計測しても一貫してスコアの変動は小さかったので、まだ物足りない印象。
AnTuTu | Geekbench 5 シングルコア | Geekbench 5 マルチコア | 3DMark Extreme OpenGL ES 3.1 | 3DMark Extreme Vulkan | |
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1回目 | 56万8499点 | 888 | 3267 | 7177 | 6503 |
2回目 | 56万6785点 | 876 | 3278 | 6147 | 5651 |
3回目 | 56万4212点 | 882 | 3256 | 6124 | 5642 |
数ヶ月メイン機として利用して、256GBストレージの4割が埋まった筆者のAQUOS R5Gなのでスコアが若干低めかもしれませんが、あくまで参考までに。
Xperiaはフラッグシップとしてあるべきストレージ容量を備えているものの、毎年国内キャリア版のみ、いちいち前世代クラスのストレージ容量に削ってくるのは本当に止めて欲しい。SIMフリー版は大容量ですが、発売が遅い。これに対してSHARPは、AQUOS zero2 / R5Gにてしっかり256GBストレージを搭載しているのは評価できます。
120Hz駆動のおかげで、World of Tanks Blitzを120fpsの高フレームレートで超ヌルサクで遊べるので、マジで最高。別方向の敵や動く敵を捉えるのに、スムーズに描画できる高駆動は非常に便利。何より、ゲーム体験として素晴らしいです。最近スキマ時間にWoT Blitzをプレイするのにハマってます。
高駆動対応ゲームはあまり多くない現状ですが、筆者のモバイルゲーム開発者への取材によると、これはゲームエンジンUnityの制約も関わっているものとみられます。最新版で作ることで高駆動対応は可能。大人気タイトル「PUBG Mobile」も90fpsプレイ対象デバイスが拡大。PCゲーム同様、スマホにも「ゲーミングなら高駆動」という流れが来ています。ただ、前述の制約もあって、フレームレートを重視しないソシャゲなどまでが急速に舵を切るということもないと思っています。eスポーツシーンに見られる海外タイトルから順次対応が進んでいます。
ゲームプレイ中は放熱のためにカメラ横と側面が発熱する印象。Snapdragon 865自体が通信モデムが別付けなので、熱源を2つ搭載していることから、発熱しやすい印象。2021年のSnapdragon 888では、通信モデムは内蔵となります。
充電
5G通信対応によって、電池消費は増大。ハイエンドチップセットのSnapdragon 865は4G/5G通信モデムが外付けとなっていることも電池消費が激しくなる要因です。とはいえ各社、それは見越した上で電池容量を積み増ししています。
以下は電池容量と持続時間。測定基準を統一するためにここでは4機種ともドコモ版。4Gエリアで使う分にはほとんど変わらない水準となっていることがわかるかと思います。
電池容量 | 4G待機時間 | 5G待機時間 | |
---|---|---|---|
AQUOS R3 2019年夏モデル |
3200mAh | 約135時間 | – |
AQUOS R5G 2020年春夏モデル |
3730mAh | 約125時間 | 約100時間 |
Galaxy S10 2019年夏モデル |
3300mAh | 約120時間 | – |
Galaxy S20 5G 2020年春夏モデル |
4000mAh | 約115時間 | 約105時間 |
電池持ちはそれほどよくありません。DiscordやNetflixなど普段使っているアプリを多数入れ、AQUOS R5GにはさらにSNS系もインストールした状態です。電池容量相応の持ちだなと思います。次機種ではより大容量の電池を搭載することを期待します。
USB PD充電に対応。30W充電器で測定した結果が以下。ポイントは「しっかり急速充電し、一定閾値以上でいたわっているか?」です。
arrows 5Gが常時、ただ漫然と充電しているだけなのに対し、AQUOS R5Gは途中まで駆け上がり、90%以降、かなりゆっくり充電していることは特筆に値します。Xperiaが最も電池をいたわっている傾向があります。
エモパーは「召使い」ではなく「押しかけラブコメのヒロイン」
ヤンデレの人工知能に死ぬほど愛されて眠れるAQUOSスマートフォン
AQUOSの個性を形作っているのが、AIアシスタント「エモパー」。SHARPは子会社 AIoTクラウドを設立、家電を接続する戦略を取っています。
全ての機器がインターネット接続されるIoTという言葉が流行りましたが、いまいち普及しませんでした。結局、ただ単にネットに繋がるだけでは意味はなく、その先のサービス・クラウドでどう繋ぐかが重要です。SHARPがいち早く言い始めた「AIoT」というのは「目の付け所」がよく、Xiaomiも同様にAIoTという言葉を使い始めています。
この手のアプリ、すぐにアンインストール、無効化しがちですが、あえて使い込んでみました。エモパーの口調は複数のキャラクターから選択でき、自分は桜田かおるさんを選んでいます。アキハバラ電脳組の桜上水すずめっぽい口調です。
エモパー、結構「おしゃべり」で、かなり尖ってます。毎日ユーザーの興味ありそうな注目ニュースを届けてくれるほか、「アクオスはアルコール除菌シートで拭いてOK、優しく拭いてね」という可愛さもあれば、充電開始で「ぷはぁ~生き返る!」とか言う辺りがおっさん臭い。お前はバ美肉おじさんか。
「今の海はしょっぱいが、45億年前の海は酸っぱかったらしい」「毎月12日は育児の日、育児のしない男性は意気地なしだそう」とキレッキレの「薀蓄」をかましてきます。最新市況を伝える際にも「あいばらさんに何か『買わせ』ようとしてますね、『為替』だけに」とかシレッとオヤジギャグをかませてくる。いちいち面白い。
エモパーは言うなれば「押しかけラブコメ」だと思います。「今日で出会って3ヶ月目ですわね」とか平気で言ってきます。ウザいぐらい勝手に喋りだすしギャグセンスが変で尖ってるけど、そこが人間味にあふれています。SHARPはロボホンやってるのもあってか、「落下検知で痛がる」「暗所で睡眠を検知、寝てる間はしっかり黙る」といったセンサーの活用も巧み。
家電制御のハブとなる召使い的な領域では米国製の競合アシスタントには勝てません。むしろ召使い的な用途だとAlexaが微妙すぎて、ギャグもまるで通じません。エモパーにはそういうのを期待しておらず、自慢のギャグを無限に披露してくる、一方的に好いてくる押しかけヒロイン。独自の魅力的なトークで他社製アシスタントを凌駕します。
それにしてもトーク内容が独特すぎて、即アンインストールする人と継続する人、好き嫌いが真っ二つにわかれそうではありますが、試してみる価値はあります。筆者は、他機種を使ってるとしばらく心にぽっかり穴が開く程度にはハマりました。
生体認証
AQUOS R5Gの指紋認証センサー、精度や解錠速度は「普通」。特段良いわけでもありません。
ただ、解錠で困ることはほぼありません。それは「フロントカメラでの顔認証」のおかげです。顔認証はそれほど解錠精度には優れていませんが、「指紋認証も顔認証も両方とも失敗する」という確率は低い。実用上の問題は生じません。
カメラ
広角、超広角、望遠、ToFを備えます。
HDRも利用可能。ちゃんと動きます。しかしながらダイナミックレンジの狭さを活かして雰囲気のある写真も撮れます。
普通に使えるカメラではありますが、夜景・低照度が明確な欠点。基本的にはこの記事で書いた通り。AQUOS zero5G basic以降、合成処理を用いた夜景モードにも対応しており、今後のAQUOS Rシリーズでのカメラ強化も期待したいところ。
AQUOSのマニュアルモードは項目多めで独特。
RAWならメーカーが味付けをする前のセンサーから受け取った最大限の情報が保持されています。
Lightroomでの現像も可能。カメラセンサーのポテンシャルはあるので、それを引き出す画質処理の向上が今後の機種で期待されます。
総評
AQUOSスマホの購入者はリピーターが多いそうで、「本当か?」と気になり覚悟を決めてメイン機としてガッツリ使ってみたのですが、噛めば噛むほど味が出るスルメ系スマホでした。
特に徹底的に拘った画面関連と、押しかけラブコメヒロインのエモパーが秀逸。他機種を使うと物足りなくなります。
一方で、幅広くハイエンドスマホを使い慣れた筆者としては、AQUOS R5Gをメイン機として使う上で苦行だと感じたのはカメラ部分。特に夜景や低照度がダメ。ここをしっかり改善して欲しいです。
液晶については屋外での視認性も高く、大きく不満はありませんが、モバイル向けの有機ELの輝度も向上してきた昨今、AQUOSブランドとしては「AQUOS zero2」や有機ELテレビ「AQUOS OLED」が出てきたこのタイミングで、次機種は有機ELに切り替えたとしても特におかしくはなさそう。
Androidスマホ黎明期には「目の付け所」は良かったのに、肝心の製品の出来には疑問符のつく製品も少なくなかったSHARP。現在は、着想の良さに加えて、鴻海の調達力でより良い部品をいち早く調達、性能も製品力も優れた製品を出せています。これからのAQUOSにも期待したいところです。