1万円未満でノイキャン、長時間再生!FreeBuds 4i レビュー すまほん!!

 Huaweiは4月20日に、完全ワイヤレスイヤホン「FreeBuds 4i」を日本発売しました。コスパが良いと大人気のFreeBuds 3iの後継機です。

 Amazonでは8800円で購入できるにも関わらず、アクティブノイズキャンセリング(ANC)や外部音取り込み機能、約10時間連続再生など、2〜3万円クラスの製品にも引けを取らないスペックに魅力を感じ購入してみました。

 筆者は昨年発売された上位モデルのFreeBuds Pro(2万1820円)を愛用しているため、安いFreeBuds 4iでも妥協できるのか?という視点も含めレビューします。

※価格はいずれも2021年4月29日11時時点。

開封・外観

内容物

 シンプルなパッケージにイヤホン本体の他、交換用のイヤーピース、USB Type-C充電ケーブル、説明書等が入っています。クイックスタートガイドは日本語対応していて安心。

 カラーバリエーションはレッド、セラミックホワイト、カーボンブラックの3色が用意されており、筆者はホワイトを選択しました。

外観チェック

 まずは充電ケースを見ていきます。光沢のあるかわいい楕円型で、正面にHUAWEIロゴとインジケーター。幅61.8 mmと小さい上に角が丸いことで、持つと予想以上にコンパクトに感じます。

 下部にUSB Type-c端子、右側に機能ボタンがあります。

 購入前は特に何も思っていなかったケースですが、手に収まりやすくて気に入りました

 ケースのフタを開けると、イヤホン本体が縦向きに収納されています。ちなみにフタをは非常に軽く、高級感は無し。フタを開けた状態で自立しないのが残念です。

 不満点として、イヤホン本体が外側を向いているため、取り出したら耳に入れるために180°回す必要があるということ。これはFreeBuds 3でも同様で不便に感じていて、FreeBuds Proで改善されて喜んでいたら元に戻ってしまいました。気になるのは筆者だけなのでしょうか……。

 イヤホン本体は、AirPodsのようないわゆる「うどん型」。これといった特徴は見当たりません。

 重量はイヤホン本体片側のみで5.5グラム、全部で47.2gと非常に軽量

装着感、イヤーピース

 耳につけると、柄の部分が長めなので存在感があります。軽くて圧迫感の少ない装着感。長時間着けていても耳が痛くなることはありませんでした。ただ、柄の先端が顔に当たるのは少し気になります。

 イヤーピースは標準でMサイズが装着されており、交換用にSサイズとLサイズが用意されています。やや楕円形の専用設計のため、汎用品は使えません。

 また、耳垢が中に入らないように工夫されているのが分かります。これがかなり効果があって、イヤーピースだけ掃除すれば清潔に保てるので非常に助かります。

接続・専用アプリ

Huaweiスマホならペアリングも簡単

 EMUI10.1以上のHuaweiスマホ・タブレットであれば、ケースのフタを開けるとポップアップ表示が出て簡単にペアリングできます。2回目以降も電池残量が確認できてとても便利

 iOS 14でAirPodsを使用したときのような、電池残量ウィジェットもあります。

 もちろんHuawei端末以外でも、初回はフタを開ければ端末のBluetooth設定に表示され2回目以降は自動ペアリング。機能ボタンを長押しすれば新たな端末に接続できます。

 専用アプリとして「AI Life」が存在します。このアプリで電池残量の確認やショートカットのカスタマイズ、ファームウェアアップデートなどが行えます。無駄な装飾のないシンプルなUIで好み。

apkファイルのインストールが必要、iPhoneに未対応

 Androidの場合、Google Playストア版はバージョンが古いためAppGalleryまたは公式サイトからインストールする必要があります

 HMS端末でない場合、いずれにせよapkファイルのダウンロードが必要です。

 apkファイルをインストール可能な状態のままスマートフォンを運用することはセキュリティ上の危険性を生じます。操作が完了したら必ず「提供元が不明のアプリのインストール」を「許可しない」に戻して下さい。

 iPhone版は4iには未対応。FreeBuds Proの時は発売からiPhone版の対応まで約2ヶ月を要したことを考えると、4iに対応するのはまだ先になりそうです。

外音制御

強力なノイズキャンセリング

 そして目玉機能のノイズキャンセリングはとても強力です。

 駅や車内、図書館等で試してみましたが、騒がしい場所でもかなり効果を発揮。ノイキャンに加え音楽を再生すれば他の音はほとんど聞こえなくなります。

 驚いたのが、ホワイトノイズの少なさ。FreeBuds Proは、比較的静かな場所でノイキャンを使うと「サー」というホワイトノイズが聞こえますが、4iはほとんど聞こえません。最初は、ホワイトノイズの少なさから「あれ?ノイキャン効いてる?」と思ったほどですが、ノイキャンはFreeBuds Proと比べても差が分からないほど強いです。

FreeBuds Pro

 ホワイトノイズが少ないのにノイキャンは強いので、むしろFreeBuds Proより改善されている気がします。価格が安いからノイキャンは弱いだろうと侮っていましたが、全くそんなことはありませんでした。

外部音取り込み機能

 この価格で搭載している時点で驚きの「外部音取り込み機能」。いざ使ってみると、まずノイキャン同様にノイズが少ないと感じます。取り込む音量は若干小さめな印象はありますが、スムーズに会話でき、日常的に実用可能です。取り込む音量を調節したり人の声だけを取り込んだりする機能はありません。

音質

 そもそもこの価格のFreeBuds 4iは音質を重視したイヤホンではないと思いますが、公式サイトを見てみると10mmダイナミックドライバーと高感度ポリマー振動板による「迫力ある低音」等が謳われています。しかし、低音がドシドシ来る感覚はあまりありません

 とはいえ解像感はクリアでバランスも良好。特に不満を感じません。この価格なら文句なしです。なお、イヤホン自体のイコライザーは無いため、各音楽アプリで設定する必要があります。

録音品質

 FreeBuds 4iで録音も試してみましたが、機械音っぽさはあるものの問題なく聞き取れます。通話用のノイキャン機能も搭載。

操作性

 操作はよくあるタッチ式です。デフォルトでは両側ともダブルタップで再生・一時停止、長押しでノイズ制御切り替え。

 AI Lifeアプリを使うことでカスタマイズが可能で、ダブルタップは右耳と左耳で別々のショートカットを割り当てることができます。再生・一時停止のほかに曲送り、曲戻し、音声アシスタントが選択可能。電話がかかってきた時はダブルタップで応答できます。

 長押しでのノイズ制御は、切り替えに含めるモードを選択できます。筆者なら「オフ」はいらないのでチェックを外すと、ノイキャンと外部音取り込み機能のみを切り替えるようにできます。これは本当に便利。

 タッチコントロールの精度は良く、しっかり反応してくれて誤操作はありません。音量の操作がないのは少し残念ですが、ある方が珍しいので仕方ないですね。

 その他の機能として、イヤホンを外すと自動で再生が止まり再度装着すると再開する「装着検知機能」を搭載。これはHuaweiスマホに限らず、ほとんどの端末で使用できます。

長持ちバッテリー

 価格が安いイヤホンはバッテリーが少ないものが多い中、FreeBuds 4iは非常に長い連続再生時間を実現しています。ケースも本体も小さくて軽いのにビックリ。以下、あくまで公称値。

ノイキャンOFF 約10時間連続再生
ノイキャンON 約7.5時間連続再生
充電ケースとの合計 約22時間再生

 実測はどうか?

 実際にノイキャンONで1時間再生し続けたところ、イヤホン本体の電池残量は13%減少したので、かなり正確に公称値通りといったところ。電池残量が減るのが遅く感じ、バッテリーの心配をほとんどせずに使えます。

 イヤホン本体のバッテリー容量はFreeBuds Pro(約7時間連続再生)と同じなので、省電力性能が向上したのでしょう。 

充電時間

 イヤホン本体を100%にして収納した状態で充電ケースを10分間充電したところ、電池残量は15%増加したので、ケースは約1時間でフル充電できる計算。イヤホン本体を収納しなければもっと早いです。

 公式サイトによると、イヤホン本体はわずか10分間の急速充電で約4時間の連続再生が可能とのこと。試してみたところ、1%から10分間の充電で24%増加。ノイキャンがオフでも4時間は厳しそうです。

 疑問に思ったため、別の日に再度試した際は1%から20分間で89%増加しました。これなら公称値通りと言えますが、1度目の検証のように上手く急速充電できない時もある模様。なお、急速充電には充電ケースに80%以上の電池残量があることが必要とされており、検証ではその条件を満たしています。

コーデック等

 コーデックは公称されていませんが、AACとSBCには対応。Bluetoothバージョンは5.2。QualcommのaptXには非対応ですが、最近は非対応の製品が増えてきていますし、無くても特に不便を感じないので問題ありません。Huaweiスマホでなくても遅延は少ないです。

 人混みでも、接続が途切れたりノイズがのったりすることは一度もありませんでした。

まとめ

 定価1万円未満で強力なノイキャン、実用的な外部音取り込み機能、コンパクトで軽いのに長持ちバッテリー。超コスパ優秀で非常におすすめです!

 ホワイトノイズの少なさや連続再生時間等、FreeBuds Proと比べて妥協するどころか、むしろ優れている部分もありました。欠点はイヤホン本体の収納されている向きと、iPhone版AI Lifeアプリに未対応という点。後者はショートカットのカスタマイズが出来ないくらいで、無いと使えないレベルではありません。

 ワイヤレス充電やデュアルデバイス接続には非対応ですが、いらない人にとっては全くいらない機能。そういった機能を搭載して価格が上がるのではなく、人気の機能や基本性能をしっかり完成度高めて安くした製品がFreeBuds 4iです。付加価値モリモリの製品が良いならFreeBuds Proがおすすめ。

 海外メーカーの製品は海外より価格が高くなるのが一般的ですが、FreeBuds 4iの国内価格は海外通販と同等以下。Huaweiの本気が伺える、自信を持って勧められる製品です。

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