弊誌はアフィリエイト広告を利用しています。

Galaxy Buds Pro レビュー。使って納得、最高にちょうどいい無線イヤホン

 4月8日にSamsungから新型ワイヤレスイヤホン「Galaxy Buds Pro」が発売されました。筆者は以前Galaxy Buds Liveを購入して使っていたのですが、「音質やフィット感はいいんだけど、ノイズキャンセリングが強ければなぁ……」と言う感想でした。

 新しく発売されたGalaxy Buds Proには強力なノイズキャンセリングが搭載されており、とても物欲をそそられるような一台。というわけでGalaxy Buds Pr今回はGalaxy Buds Proのレビューをお届けします。

開封

 本体以外の内容物は以下の通りです。

  • イヤーピース(S,L)
  • Type-Cケーブル

 こちらがGalaxy Buds Proのケースになります。サイズ的にはかなりコンパクトで、手のひらに収まるくらいです。ポケットの中に入れておいても全く違和感ありませんね。

 表面はつや消しのマット加工が施されています。指紋も汚れも目立ちにくいのはいいですね。ただ、ツルツルしすぎて落としやすそう。

 充電はもちろんUSB Type-C。

 蓋を開けてGalaxy Buds Proとご対面。Buds Liveと同じ、鏡面仕上げなのが非常に残念です。傷や指紋は目立ちやすいのでかなり扱いにくいんですよね。

(鏡面だと写真を撮るときも写り込みを意識しないといけませんね)

音質

 Galaxy Buds Proは11mmのウーファーと6.5mmのツイーターを搭載しており、柔らかな高音、クリアなサウンド、広いサウンドステージが特徴のようです。

 実際に聴いてみると、すぐに実感することができました。高音の伸びはそれほど強くはないものの、低音はビシッと決まる感じで、籠りがなく、癖が強すぎることもありません。また、Galaxy Buds ProはBuds Liveと比べて音場が広いような印象を受けます。あらゆる方向からスッと音が入ってくるような感じで、非常に聴いていて心地がいいんですよね。

 中音域は少し薄いような感じもしますが、高音域や低音域の部分でしっかり補っていると言った感じで、さほど気にはなりません。専用アプリ「Galaxy Wearable」からイコライザの調整もできますから、自分好みの音に調整するのもありですね。

ノイズキャンセリング

 Galaxy Buds ProにはANC(アクティブノイズキャンセリング)が搭載されています。Buds LiveにもANCは搭載されていましたが、本体自体が開放型で隙間が多かったため、ほとんど実感できない状態でした。

 ただ、Galaxy Buds Proはきちんと耳に密着する形状なので、しっかりANCの効果が実感できます。AirPods Proのような強力なものではありませんが、騒音はしっかり軽減してくれるのでANC目当てで買っても良さそうです。実際に使用してみた感想は以下。

  • 室内でのエアコン音や足音などは一切聞こえない
  • 交通量の多いバイパスなどでは、多少走行音は聞こえる
  • 少し離れた会話は聞こえないものの、目の前の会話はある程度聞こえる

操作・アプリ連携

 音質の方で少し触れましたが、Galaxy Buds Proは専用アプリ「Galaxy Wearable」と連携することで多くの機能を使えるようになります。

 Galaxy Buds Proはタッチ操作に対応しており、長押し時の操作をアプリ内から割り当てることが可能です。

  • タップ:曲の再生 / 停止
  • ダブルタップ:曲送り / 電話の応答or終了
  • トリプルタップ:曲戻し

 ACNの切り替えと、外音取り込みモードの切り替えが可能。また、「音声検出」をONにすることで、ノイズキャンセリング有効時にユーザーの声を自動検知し、一時的に音量のダウン、外音取り込みモードへと切り替えをしてくれます。

 今まではコンビニの会計時などの、ちょっとした会話が必要になる場面では外音取り込みモードをONにする必要がありましたが、Galaxy Buds Proでは不要。自動でいい具合に調整してくれるので、かなり快適になりました。この機能、あるのと無いのとでは使い勝手が全然違いますね。

 ちなみに、AirPods Proの空間オーディオに似た「360°オーディオ」という機能もありますが、こちらはOne UI 3.1以上を搭載したGalaxyスマートフォンでないと使用できません。筆者はもう手放してしまったので、試すことが不可能でした。

バッテリー持ち

 公式サイトによると、Galaxy Buds Proのバッテリー持続時間は下記の通り。

ANC(アクティブノイズキャンセリング)がオフの場合、Galaxy Buds Proのバッテリー駆動時間は最大約8時間、充電ケースと併用することで驚きの最大約28時間の利用が可能となります。ANC オンの場合でも、最大約5時間。充電ケースを併用すれば最大約18時間バッテリーが持続します。

 実際に使ってみると、ANCをオンにした場合だと4時間40分ほどで充電が切れました。個人的には長時間イヤホンをつけていることが少ないので十分ですが、中には物足りなく感じる人もいるかもしれません。

 Galaxy Buds Proは急速充電に対応。5分間で約1時間分の充電ができるので、ここはいいポイント。ワイヤレス充電もOKです。

遅延

 Galaxy Buds Proはかなり遅延が抑えられている印象です。

 もちろん、ワイヤレスなので遅延が一切全く感じられないというわけではありません。ただ、筆者が普段プレイしている「Crash Royale」というタワーディフェンスゲームで使用したところ、「あぁ、これなら全然問題なく使えるな」と言った感じです。

 一瞬の判断が大切なゲームなので、遅延は命取りになりますが、Galaxy Buds Proであれば普段に限りなく近い感じでプレイできました。音ゲーであれば厳しいかもしれませんが、そこまでシビアなゲームをしない限りは不満に思うことも少ないと思います。

気になった点

長時間使用は厳しいかも

 装着性に関しては完全に個人差があるので一概には言えませんが、筆者の耳だと長時間の使用は厳しかったです。1時間半ほど耳に装着しているとかなり痛くなるので、作業用のイヤホンとしては残念な感じでした。

 もちろん、装着感は人それぞれ。もし気になる方は購入前に試聴するのをおすすめします。

タッチセンサーの感度が強すぎる

 Galaxy Buds Proを装着していると、どうしても位置がズレてくることがありますが、その際、タッチセンサーにほんの少し指が触れるだけで再生が停止されるので非常に煩わしいと感じます。「そりゃあタッチセンサーに触れれば反応するでしょ」って考えると思いますが、本当に指の先の先くらいで触れただけで反応してしまうので、かなりストレス

 アプリ側から「タッチをブロック」をオンにすればいいだけの話ですが、普段からタッチ操作をよく使うユーザーであればかなり不満に感じると思いますよ。

総評

 Galaxy Buds Proは現在、Amazonで1万9800円で購入可能です。2万円程度のイヤホンとして考えれば非常に優秀。音質・ANC・外観・バッテリー持ち、特に不満に思う部分はありません。

 タッチ感度が高い点は微妙でしたが、些細なことです。Galaxyスマホを使っている方であれば、さらに真価を発揮します。2万円程度の完全ワイヤレスイヤホンをお探しの方には自信を持っておすすめできる一品だと感じました。もし興味あればチェックしてみてください!

 

オーディオ」についての他の記事

HIFIMAN Svanar Wireless レビュー。バランス最悪、だがそれが良いTWS

2023-11-17 18:29:29會原

HIFIMANSvanar WirelessTWSレビュー

ピーキーという言葉は、まさに本機のためにある。完全無線イヤホン(TWS)「HIFIMAN Svanar Wireless」を購入し、使用しているのでレビューします。価格は約8万円。本機の特徴は、左右独立型イヤホンとしては圧倒的な高音質にあります。対応コーデックはLDAC, AAC, SBCなので、基本的にはLDAC対応製品で使うことになるでしょう。ケースはちょっと大きめ。イヤホンの装着感は結構良い...

13mm径ダイナミックドライバー搭載、aptX LossLess対応のカナル型イヤホン「SOUNDPEATS Air4 Pro」

2023-11-16 15:09:00澤田真一

SoundPEATS

オーディオ製品を手掛けるSOUNDPEATSから、「Air4 Pro」という製品が発売されています。これは1万円以下で購入できるノイズキャンセリング機能付きカナル型ワイヤレスイヤホンで、ロスレスコーデック「aptX LossLess」にも対応している点が大きな特徴です。近年のワイヤレスイヤホンにおけるドライバーの大型化は著しいものがありますが、「Air4 Pro」のそれはSOUNDPEATS開発の...

防音マイク「mutalk」、鼻声にならない「ノーズカバーマウスパッド」登場!

2023-11-15 19:39:40會原

mutalkShiftall

株式会社Shiftallは、mutalk用ノーズカバーマウスパッドを開発したと発表しました。mutalkは、周囲の音を遮断して通話相手に聞かせることができる防音マイク。壁の薄い賃貸に住む人にはうってつけのアイテムです。ゲーマー、VTuber必見!防音Bluetoothマイク「mutalk」の予約受付開始FPSでやられて絶叫する人でも大丈夫。驚異的な消音っぷり pic.twitter.com/Le7...

耳塞がぬ無線イヤホン、Ankerが「AeroFit/AeroFit Pro」発表

2023-11-02 09:49:31會原

AnkerSoundcore AeroFitSoundcore AeroFit ProTWS

Ankerは、「Soundcore AeroFit / AeroFit Pro」の予約販売を11月1日より開始しました。オープンイヤー型の無線イヤホン。耳の中にイヤホンを入れないことで蒸れることなく物理的な負担を軽減、⽿を塞がないためながら聴きが可能。ドライバーはチタンコーティング振動板。⾳に指向性を持たせることで周囲への⾳漏れを抑えながらもクリアな音質を実現したといいます。実際聴いてみましたがA...

MEMSマイクとAI技術で通話時の背景ノイズを軽減するオープンイヤー型ワイヤレスイヤホン「1MORE フィット オープン イヤーバッズ S50」

2023-10-21 12:05:00澤田真一

1MORETWS

オーディオ製品ブランド1MOREが、「1MORE フィット オープン イヤーバッズ S50」(以下「1MORE S50」)を発売しています。これは耳を完全に塞ぐことのないオープンイヤー型で、4基のMEMSマイクロフォンとAI技術により通話時の背景ノイズを最大30dB除去するとしています。メーカー独自開発の1MORE ピュアサウンドドライバーはダイヤモンドライクカーボン製振動板を採用し、「すべての音...

秋の音色。BQEYZ Autumn レビュー

2023-10-01 22:01:14會原

BQEYZBQEYZ Autmn有線イヤホン

有線イヤホン「BQEYZ Autumn (ビーキューアイズ オータム)」を、BQEYZより提供していただいたのでレビューします。Winter、Spring、Summerといった季節の名を冠したイヤホンをリリースしているBQEYZですが、本機は秋、Autumnです。金属筐体が非常に高級感があり、紫色も個性的です。装着感は良好で耳にぴったりハマりました。接続はアンバランス3.5mmのほか、2.5mmや...

光る猫耳ヘッドセット「Razer Kraken Kitty V2」。日本で9月15日発売

2023-09-12 09:55:58スミーレ

RazerRazer Kraken Kitty V2

ゲーミングブランドRazerは9月7日(日本時間)、光る猫耳型ヘッドセット「Razer Kraken Kitty V2」について、9月15日より日本で発売すると発表しました。Razer Kraken Kitty V2はUSB接続のヘッドセットです。最大の特徴は左右を繋ぐヘッドバンド部分に猫耳型のパーツが装着されていること。さらに猫耳とハウジングの一部には「Razer Chroma RGB」に対応し...

すまほん!!を購読しませんか?

Twitterでも最新更新を配信・通知しています

𝕏 フォローする 再度表示しない