OnePlusが新型5Gスマートフォン「OnePlus Nord 2 5G」を発表しました。Nordシリーズは、ローエンド又はミッドレンジ帯のスマートフォンシリーズですが、同端末は、「フラッグシップキラー」として位置づけられており、高い性能と比較的安価な価格を両立した製品になっています。
OSはAndroid 11で、OnePlus独自UIのOxygenOS 11.3を搭載。SoCは独自に調整された「MediaTek Dimensity 1200-AI」を採用しており、ハイエンドSoCの「Qualcomm Snapdragon 870」に匹敵する処理性能を持つといいます。実行メモリは6/8/12GBの3種類でLPDDR4Xに対応。ストレージは128/256GBの2種類でUFS3.1に対応しています。
ディスプレイは、6.43インチのFluid AMOLEDを採用し、解像度は1080×2400のフルHD+。リフレッシュレートは90Hzで、Display P3、sRGBの色空間に対応しています。
アウトカメラは三眼構成で、光学式手振れ補正を備えた5000万画素のメイン(広角)、800万画素の超広角、200万画素のモノクロカメラを搭載。メインカメラに採用されているSony IMX766は、OPPO Find X3 ProやOnePlus 9 Pro等にも採用されている新しいセンサーです。また、インカメラはパンチホール式で、3200万画素のSony IMX615を採用しています。
バッテリーは4500mAhで、最大65Wの有線急速充電「Warp Charge 65」に対応しており、約30分で満充電が可能といいます。
オーディオにはデュアルスピーカーを搭載しており、BluetoothコーデックはAACの他にaptX、aptX HD、LDACにも対応しています。
大きな特徴として挙げられるのが、OnePlusとMediaTekが協力して独自の調整が加えられたSoCのMediaTek Dimensity 1200-AIです。汎用品のMediaTek Dimensity 1200と比べて、映像描写やカメラのAIシーン認識、夜景撮影の強化等が行われているといいます。
端末の寸法は高さ159.12mm、幅73.31mm、厚み8.25mm、重量189g。カラーはグレー、ブルー、グリーンの3色展開ですが、グリーンはインド限定色です。
7月28日からインドとイギリスの公式ストアやAmazon等で一般発売される予定で、インドでの価格は、最小構成のメモリ6GB / ストレージ128GBモデルが27999ルピー(日本円で約4万1000円)。その他、メモリ8GB / ストレージ128GBモデルが29999ルピー(日本円で約4万4000円)、メモリ12GB / ストレージ256GBモデルが34999ルピー(日本円で約5万2000円)となっています。なお、メモリ6GB / ストレージ128GBモデルはインド限定です。
スペックは以下の通りです。
OS | Android 11, OxygenOS 11.3 |
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SoC | Dimensity 1200-AI |
メモリ | 6 / 8 / 12GB, LPDDR4X |
ストレージ | 128 / 256GB, UFS3.1 |
画面 | 6.43型 (1080×2400), 有機EL 90Hzリフレッシュレート |
カメラ | 5000万画素メイン + 800万画素超広角 + 200万画素モノクロ |
インカメラ | 3200万画素 |
電池 | 4500mAh, 65W急速充電 |
寸法 | グレー, ブルー 159.12 x 73.31 x 8.25mm, 189g グリーン 159.12 x 73.31 x 8.3mm, 184g |
通信 | インド 4G LTE: B1/2/3/4/5/7/8/12/17/18/19/20/26/34/38/39/40/41 5G NR NSA: N41, N78, N40 5G NR SA: N41, N78, N28A, N1, N3, N40 ヨーロッパ 4G LTE-FDD: B1/2/3/4/5/7/8/12/17/18/19/20/26/28/38/32/34/39/40/41/66 5G NR NSA: N1, N3, N7, N8, N20, N28, N38, N41, N78 5G NR SA: N1, N3, N7, N20, N28, N78, N41, N8 |
その他 | 画面内指紋認証, デュアルスピーカー, Bluetooth 5.2 |
本体色 | Gray Sierra, Blue Haze, Green Wood |
フラッグシップキラーと呼ばれるスマートフォンとしては、本機と同様のIMX766を搭載し、Kodakとの提携が話題となったrealme GT Master Explorer Editionや、3万円台の破格でSnapdragon870を搭載したRedmi K40、POCO F3等があります。その中で、本機はスペック的に劣る部分も見られ、微妙な立ち位置であることは否めません。MediaTek Dimensity 1200-AIが、実使用でどのようなパフォーマンスを発揮するかが評価の分かれ目と言えそうです。