DiscordのVC(ボイスチャット)にて音楽を流せるサービスである「Rythm」が、YouTubeからサービスの停止を求める通知を受け取ったため9月15日にサービス終了することを表明しました。
RythmはユーザーとともにDiscordの通話に参加し、そこでYouTube上の音楽や動画などの音声を楽しめるサービスとなっていましたが、通話に当たって本来ユーザーが閲覧するはずのYouTubeの広告などをバイパスできるうえに、Rythmの収益は音質向上や設定追加などを可能にするプレミアムプランである「Rythm Premium」に依存。同種競合のサービスである「Groovy」は先月に商用利用などの規約違反のためGoogleからサービス終了を求められており、Rythmも時間の問題でした。
一方、THE VERGEによると、Discordはおよそ10か月前からYouTubeを含む複数のサービスをDiscord上で複数人と楽しめるウォッチパーティーをテストしているようです。これがRythmなどサービスのの直接的な代替案にはつながりませんが、このサービスが正式に実装された場合、Discord上で唯一YouTubeを楽しめるものとなりそうです。
Rythmの運営はRythmではなく音楽に関連する新しい何かのサービスに取り組んでいるといいます。それがDiscordに関連するものかどうかもわかりませんが、筆者もRythmを使用していた身であるため何らかの吉報を待ちたいところです。