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折りたたみスマホ「Galaxy Z Fold3 5G」、本音で自腹レビュー

 筆者は去年、Galaxyの折りたたみスマホ「Galaxy Z Fold2 5G」を購入しました。「多分二週間くらいで耐えきれずに売却するんだろうなぁ…」と思っていましたが、実際使ってみるとなかなかどうしてか気に入ってしまいました

 少し前に最新機種の「Galaxy Z Fold3 5G」が発売されたましたが、もちろん購入。本記事ではFold3の使用感レビューをいつも通り本音でお届けします。

買った理由

 前モデルのGalaxy Z Fold2を以前メイン機として使っていたのですが、「どんなシーンでも常にポケットにタブレットが入っている」というのが便利すぎて、一気に折りたたみスマホというジャンルの魅力に陥りました。

 Fold2は防水に非対応だったのでお風呂への持ち込みは避けていました。Sペンにも対応していなかったので、手軽にメモ帳として使えればもっと便利なのにな…と思っていましたが、Fold3では見事に対応していたので、購入を決めた次第です。

前モデルと比べての変更点

 個人的に、Fold2からFold3に乗り換えてよかったと感じたのは以下の点です。

  • S Pen対応
  • 防水対応
  • 画面下インカメラ
  • 耐久性の向上

Fold2

 S Penに対応したことで、さらに活用の幅が増えました。筆者は「S Pen Fold Edition」を購入したのですが、S Pen Proと違い、どんな時でもバッテリーを気にせず使用できるのはとても便利です。

 リフレッシュレートが120Hzあるので、追従性や書き味は不満ありません。iPad Proと比べてもそこまで大差ないと感じます。ただ、折り目が邪魔なのは否めないですね。メモであれば気になりませんが、イラストなどの細かい作業をするとなると、折り目の部分の僅かな段差が気になります。

 また、Galaxy Note20 Ultraのように本体にペンを収納することはできないため、ペン収納に対応したケースを装着するかしないといけません。筆者は裸で使っていますし、ペンが必要になるシーンはそこまで多くないので、基本的にはリュック内に常備する形。

 本体内部に収納できるギミックが付くと、もう少し便利になるのかなとは思いますが、厚みが増してさらに野暮ったくなりそうな気もするので、個人的には今のままでもいいのかなと。

 構造的に防水とか実現できるのか?と思っていましたが、対応したのは普通に驚きました。Fold2はお風呂などの水場で使うのを躊躇していたのですが、Fold3では気にせず使用しています。水に沈めたりはしませんが、日常生活の範囲であれば問題ないでしょう。

 個人的には画面下インカメラになったことが地味に嬉しかったりします。Fold2ではメインディスプレイ側のインカメラはパンチホールタイプでした。Fold3では画面下になったことで、より表示領域が広くなっています。

 インカメラですが、目立つと言えば目立ちます。ただ、長く使っていると、道端の石ころの如く気にならなくなりますね。

画面下インカメラ

 ゲームで比べるとわかりやすいです。Fold2は上に黒線が入っていますが、Fold3では端の方まで表示されています。(左がFold2、右がFold3。)細かい差ですが、隅から隅まで表示されている方がスッキリして良いので、画面下に変わったのは悪くないと感じます。

 ウマ娘も画面いっぱいでプレイできます。一般的なスマホでプレイするのと違い、没入感や迫力が違いますね。

カメラ

 Fold3のカメラレビューの記事でも紹介していますが、Fold2と比べてほぼ変わり映えしません。フラッグシップ機であるGalaxy S21 Ultraよりも高価ですが、カメラ性能にはかなり差があります。ただ、ソフトウェア補正や搭載されているチップが優秀なので、しっかり映える写真が撮れますね。

2倍ズーム

超広角

 Fold3は光学2倍望遠を備えています。5倍までならそこまで粗さも気にならないですが、デジタル10倍ズームだとかなり粗差が目立つので、常用は厳しいところ。最近よく外に出るようになった筆者ですが、水族館に行った際に「もっとズーム強くてクッキリ撮影できればいいのに…」と何回も思いました。これがS21 Ultraだったら光学10倍ズームでしっかり撮れますから、次のモデルでは多少なりとも強化されていると嬉しいです。

悪い点

 基本的に大きな不満はないのですが、以下の点が少し不満に感じました。

  • サブディスプレイでのS Pen使用不可
  • 充電速度

 Fold3ではS Penに対応しましたが、それは開いた時のメインディスプレイだけの話です。閉じた際のサブディスプレイでは使えません

 ポケットから取り出して最初にお目にかかるのはサブディスプレイ。その状態でメモを取れたらもう少し使い勝手は増したはず。一々本体を開閉しないといけないので一手間が必要。

 開くだけの動作がそこまで面倒か?と言われればそんなことはありませんが、どっちでも書けた方が間違いなく使いやすいので、次のモデルでは対応してくれることを願います。

 バッテリー持ちに関してはあまり良いとは思いませんが、一日は持ちます。移動時はYouTubeやSpotifyでバックグラウンド再生をしたり、動画を視聴。後の時間はTwitterやブラウザ、Kindleでの電子書籍、ゲームなどですね。朝頃からしっかり使うと、夜20時頃には残量20%前後になることが多いです。

 一日持つので大きな不満はないのですが、「充電速度が遅い」のは微妙。Fold3は有線25W、ワイヤレス充電10Wなので、たいして速くはありません。筆者は120W充電に対応している「Xiaomi 11T Pro」を使っていましたが、15分で0〜100%になるあの爆速充電は病みつきになりました。

 次のモデルでは、欲を言えば有線40W程度あれば良いのですが、望みは薄いような気がします。せめて、25Wワイヤレス充電に対応してくれたら嬉しいです。

Xiaomi 11T Pro

総評

 Fold3の一番の魅力は、「常にスマホとタブレットを瞬時に切り替えられる」ことだと感じています。

 普段はスマホとして運用しつつ、ちょっとカフェなどに入った時に広げてゆっくり漫画を読む…。大画面を活かし、Lightroomで写真のレタッチをしたり、Netflixで気になるドラマを視聴するのもFold3で快適にできちゃいます。

 タブレットとスマホ持ち運べば?と言いたくなると思いますが、Fold3一台あれば完結してしまうのです。切り替えは本体の開閉だけ。常に7.6インチのタブレットをポケットに入れて持ち運べるのですから、慣れてしまうと中々メイン機の座から降ろせません。

 最大のハードルは「価格」でしょう。24万円近くしますから、手が出しにくいのは当たり前。残価設定型のスマホ購入プログラムを利用すればもう少し負担額は下がるので、適用して購入することをおすすめします。

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