Samsungが2022年2月9日に発表した、同社の最新ハイエンドタブレット「Galaxy Tab S8」シリーズに関して、同端末に付属するスライタス「S Pen」が、総務省の技術基準適合証明を通過したことがわかりました。
今回確認されたのは、型番が「EJ-PT870」のサムスン製デバイス。この型番は、グローバル向けに昨年より販売されている、Galaxy Tab S7シリーズおよび「Galaxy Tab S8」シリーズ用のS Penと一致します。
また、同型番の詳細ページに添付されているPDFには、S Penの実機画像や寸法、設計の詳細画像が添付されており、このデバイスは「Galaxy Tab S8」シリーズ用のS Penでほぼ間違いありません。
なお、「Galaxy Tab S8」シリーズでは、Galaxy Tab S7シリーズのものと同じS Penが引き続き採用されています。
ひとつ気になるのは、S Penに記載されている「SAMSUNG」ロゴ。サムスン日本法人は、国内で展開するデバイスのほとんどのロゴを、グローバルで販売されている「SAMSUNG」ロゴではなく、ブランド名の「Galaxy」ロゴに変更しています。
一方、添付の画像から確認できるS Penは「SAMSUNG」ロゴのまま。以前法人向けに国内でも販売されていたGalaxy Tab S5eは、「SAMSUNG」ロゴであることを踏まえると、法人向け展開の可能性もあります。
先日には、日本向けGalaxyホームページに、Galaxy Tab S8シリーズの公式ページが登場し、国内発売されるのではないかとの噂が流れました。今回の技適通過によって、その可能性はさらに高まっています。なお、過去の国内での製品展開などを鑑みると、「Galaxy Tab S8」シリーズの3つ全てが発売される可能性は低いと考えられます。
今まで、国内ではハイエンドタブレットを展開してこなかったサムスン日本法人。前作のGalaxy Tab S7シリーズ発表の際にも、国内発売を望む声は多く、国内での発表をたくさんのユーザーが待ち望んでいます。筆者も、Galaxy Tab S8 Ultraに一目惚れした一人であり、国内で個人向けに販売されることを心から願っています。