中国ファーウェイは、2022年2月27日に、MatePadシリーズ初の電子ペーパータブレット「MatePad Paper」を発表しました。
「MatePad Paper」は、1872×1404ピクセル・224ppi、10.3インチの高繊細E-Ink(電子ペーパー)ディスプレイを搭載。画面占有率も86.3%と、無駄なベゼルを減らし、より多くの情報を表示できるようになっています。
ファーウェイが開発した、E-Inkディスプレイ用のスマートリフレッシュモードにより、タッチ操作等のナビゲーションが他社のE-Inkディスプレイよりも高速であり、動画の再生やWebサイトの閲覧もより快適に行えるとのこと。
また、同社他端末で利用可能な、第2世代HUAWEI M-Pencilスライタスにも対応。26ミリ秒の低遅延で、筆圧感度は4096段階。画面素材にアクリル樹脂を使用しているため、「MatePad Paper」に描くと、わずかな摩擦と音を生じるとのことで、よりリアルな紙に近い書き心地を体験できるようです。日本語に対応しているかは不明ですが、手描き文字変換にも対応します。
「MatePad Paper」は、HarmonyOS 2を搭載し、HUAWEI端末からのコンテンツ転送もサポートします。実行メモリは4GB、内蔵ストレージは64GBで、Wi-Fi 6+に対応。電源ボタンには指紋認証センサーも搭載します。バッテリー容量は3625mAhで、22.5Wの急速充電にも対応。ファーウェイは、約一時間の充電で最大6日間使用可能であるとアピールしています。
米国による制裁などで、一気にシェアを落としたファーウェイ。今度は、AmazonのKindleを打倒すべく、新たな端末を発表しました。GMSだけでなく、諸外国でのユーザーをも失いつつあるファーウェイ。今後、どんな方向に進んでいくのでしょうか。国内発表にも期待が高まります。
OS | HarmonyOS 2 |
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メモリ | 4GB |
容量 | 64GB |
画面 | 10.3型 (1872×1404) |
電池 | 3625mAh |
寸法 | 225.2 × 182.7 × 6.65mm, 約360g |
その他 | 22.5W急速充電対応 |