Sonyの普及価格帯に位置するロークラススマホ「Xperia Ace III」とされるリークやリークをもとに作成したレンダリング画像を、著名リーカーのSteve H.McFlyが公開しました。zollegeにより伝えられました。
それによると、Xperia Ace IIIは現行のAce IIから外観設計をほぼ維持。縦横比は非21:9でウォータードロップノッチを採用、画面サイズは5.5インチ。変わらずイヤホンジャックを採用し、5Gに対応すると伝えています。
Xperia Ace IIと大きな違いはほぼ見受けられず、背面カメラは1つに減っています。撮像素子を使うわけでもなく存在意義の薄い「カメラ数稼ぎ」のデッドウェイトと化している深度センサー。排除するのは特に失点とは思えません。
おサイフケータイの印字は見当たりませんが、OnLeaksがレンダリング画像を作る際に端折ったのでしょう。
寸法以外のスペックに関してはリークされておらず、Steve H.Mcfly氏は「iPhone SE3の対抗」とし、さらにzollegeは期待される仕様として「ストレージ128/256GB」や「Snapdragon 888搭載」などと主張しています。
しかし現行のXperia Ace IIのSoCは最も低性能な部類に位置するMediaTek Helio P35を搭載。SoCだけずば抜けた性能を持つiPhone SEの競合機種というのも言われてみればあまり存在しないですが、Xperia Ace IIは「コンパクトな本体に大容量のバッテリーを詰め込み、解像度を下げることで電池持ちに性能全振り」したような端末。その後継が小型・軽量・電池持ちと無縁なスナドラ888搭載、というのはいくらなんでも荒唐無稽な妄想のように感じます。
眉唾物ですが価格は2万2000円であるXperia Ace IIから大きく上がり24999ルピー(3万8000円)ほどであるとしています。スナドラ888搭載で4万弱というのは非中華メーカーでみればずば抜けてコスパの良い端末になりそうですが、さすがに怪しいです。
一方で、Xperia Ace IIIは今年6月ごろの販売となると伝えています。Xperia Ace IIは去年5月の発表で、同機を唯一取り扱うDocomoではすでに購入はできなくなっているので、時期に関しては信ぴょう性は比較的高そうに思えます。