モトローラは、世界に先駆けて縦折り式のスマホ、「Motorola razr」を発表しましたが、未開拓分野である「巻き取り式ディスプレイ」を採用したデバイスの開発にも積極的に取り組んでいそうです。非常に高いリーク精度を誇るEvleaksことEvan Blass氏が伝えて います。
同氏はengadget編集部やPocketnow編集長を歴任、活動歴の長さや実績から、他の有象無象のリーカーとは一線を画する存在で、かなりの信憑性が期待できます。
伝えられたところによると、モトローラはコードネーム「Felix」と呼ばれている、いわゆるローラブルスマホを開発しているとのこと。一方でその形状は、「OPPO X 2021」や「LG Rollable」といったコンセプトモデルの思想とは完全に異なるようです。
先の2機種などは、ディスプレイの巻き取りを「一般的なスマホのサイズでさらに大きい画面を実現」とか「コンテンツのアスペクト比に画面サイズを合わせる」といった目的で利用しています。
一方、モトローラのFelixでは、Motorola razr 5GやGalaxy Z Flipシリーズと同じように、「コンパクトサイズで一般的なスマホと同レベルの画面」を実現するために注力。ディスプレイの3分の1が本体底部のスピンドル(軸)に巻き付けられており、展開時にはデバイスが縦長になる、というものになるようです。
ただ、Evan Blass氏は、このデバイスの開発段階は非常に初期であると述べており、デバイスのリリースは少なくとも1年先になるとの見解を示しています。不透明な見通しですがぜひ新しいデバイスのかたちを提示してほしいところです。
なお、モトローラは縦折り式折りたたみスマホ「Motorola razr 3」を開発しているとも噂されており、こちらは実機画像が流出しています。