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仏自転車レース「ツール・ド・フランス」がスマホ向けAR解説導入。おじさんがリビング降臨

 フランスの有名な自転車レース「ツール・ド・フランス」。今年第109回目(!)を迎える本大会で、AR(拡張現実)やホログラム(的なもの)を使った演出が使用されています。

 「ツール・ド・フランス」は、毎年7月にフランスと周辺国で行うロードレース。23日間で山間部を含めて合計3,300kmを走り抜ける、過酷なレース展開が特徴です。

 ARコンテンツは、スマートフォン向けのアプリ「Augmented Race 2022」で体験します。開発は、フランスの大手通信会社オランジュとImmersiv.io、MATSUKOが共同で実施。

 各コースのレース情報のほか、クリスチャン・プリュドム氏が3Dホログラムとして「降臨」し、各種解説を行う仕組みになっているとのこと。

 今回展開されたコンテンツについて、MATSUKOの共同設立者兼CEO、Maria Vircikova氏は以下のようにコメントしています。

 私たちの脳は3次元に配線されており、人が物理的にそこにいるような感覚が必要なのです。今日、私たちはツール・ド・フランスでMATSUKOの技術をデビューさせることを発表できることに興奮しています。

 スポーツ界でのARの活用は、プロバスケのNBAや全米ゴルフツアーなどが先行して行っており「ツール・ド・フランス」は、やや遅れて参入した形。ただ、ディレクターさんがARで表示されるというのは、なかなかのインパクトと言えるでしょう。

 ただ、部屋のサイズなどが狭かった場合、イメージ画像を見る限り、おじさんと(AR越しに)密着することになってしまいそうですが……。

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