メタ社が販売しているスマートグラス「Ray-Ban Metaグラス」の累計売上台数が、200万本を突破したことが判明しました。
同デバイスは、メタ社と大手眼鏡メーカーEssilorLuxotticaが共同で展開中。音声操作で写真を撮ったり、「Meta AI」との会話や検索機能が利用できたりします。
200万台突破の報告は、EssilorLuxotticaの2024年第4四半期の説明会で実施しました。
「Ray-Ban Metaグラス」の発売日は2023年10月なので、約1年と数か月でこの売上を達成したワケですね(ちなみに、日本では2月現在未発売)。
ちなみにメタ社のマーク・ザッカーバーグCEOは、2024年内に同デバイスが約100万台売り上げたと社内でコメントしています。つまり、残り100万台は2023年の2ヶ月間だけで売れた計算です。
「Ray-Ban Metaグラス」は、海外では300ドル(約4万5000円)から販売しており、収益の合計は6億ドル(約900億円)に達している可能性があります。
今回の成功を受けて、EssilorLuxotticaは「Ray-Ban Metaグラス」の生産能力を年間1,000万台にまで拡大する計画を発表しました。
かなりの強気ですが、それだけ同社に利益があるんでしょうね。現在、収益分配の詳細は未公表ですが、EssilorLuxottica側に結構なお金が行っていそうな印象です。
VRデバイス以外に「柱」となる製品を確立することができるのか。メタ社(とEssilorLuxottica)の今後に注目です。