2025年現在、XR向けハードウェア領域でしのぎを削っているメタ社とApple。ここにきてマーク・ザッカーバーグCEOが「Apple Vision Proの方が映画視聴には優秀である」ことを部分的に認めました。
この発言は、同氏が司会者のジョー・ローガンのポッドキャストに出演した際に行ったもの。
ザッカーバーグCEOはApple Vision Proのリリース当時、Meta Quest 3の方が「良い製品である」と明言したことで注目を集めましたが、その「持論」を少し翻した形ですね。
同氏は、Vision Proは重く、スクリーンの仕様もゲームには適していないとしつつ、航空機のような着座状態のシチュエーションでは(価格差を考えなければ)映像を見るには、Quest 3より優秀であると語っています。
ちなみにVision Proには、ハード面以外の優位性もあります。
同デバイスでは、「Disney+」「Apple TV+」「Amazon Prime Video」が使用可能で、各アプリで配信中の映画などをダウンロード視聴できます。
Quest 3はというと、使用できるアプリは「Amazon Prime Video」のみ。「Netflix」は視聴可能ですが、ブラウザを使う必要があります。比較するとちょっと物足りないですね。
競合他社が追い上げてくるなか、メタ社は映像コンテンツ面で優位を築くことができるのか。今後に注目です。