Meta社は、VR/MRヘッドセット「Meta Quest 3S」を10月15日より発売開始しました。これを記念して渋谷にて10月24日、新作タイトル4作品の発表イベント「渋谷スキランブルフェス」を開催。声優や俳優、各作品の開発者が作品について語りました。
まずはガンダムを題材とした「VR映画」を銘打つ「機動戦士ガンダム 銀灰の幻影」。
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左からアルコ&ピースの平子祐希氏・酒井健太氏、マルチタレントで本作の主題歌を担当した中川翔子氏。
プロデューサー井上喜一郎氏によれば、開発はフランスの制作会社Atlas V社からの提案がきっかけ。40代以上男性でガンダムファンとVRユーザー層が近いと考えたと制作の背景を語りました。
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機動戦士ガンダム 銀灰の幻影 プロデューサー 井上喜一郎
特にVR制作における最大の課題の一つは演出面でのカメラワークだといいます。通常のアニメではカメラワークを制作側で制御できますが、VRではユーザーの視線がカメラになるからです。視聴者は基本的に大きく振り返ることは少ないと想定し、正面付近を中心とした演出を意識。アニメ的演出も入れたいというこだわりがあり、カット割りに工夫したそうです。モビルスーツの戦闘シーンなどは客観的なカットも必要で、その挿入タイミングや長さ、距離感を試行錯誤。360度全方向に対応する必要があり、手を抜ける場所がなく、通常のアニメとの比較で作業量は約6倍だったとのこと。
10月4日の発売日以降の反応について、コックピットや実物大のモビルスーツを様々な角度から見られる点が好評とのこと。実際、ベネチア国際映画祭では10日間の展示予約が全て埋まるほど、海外からも関心を持たれているのだとか。
『機動戦士ガンダム:銀灰の幻影』
第2弾PV 公開☄️
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VRによる新規映像作品
『#銀灰の幻影』は
Meta Questにて好評発売中
主人公となって実物大の宇宙世紀を体験しよう。購入ページhttps://t.co/HGj3NM0x73
公式WEBhttps://t.co/zfsqH8RIjE pic.twitter.com/HXeKXSxIWl— 機動戦士ガンダム:銀灰の幻影 (@g_silverphantom) October 15, 2024
続いて、立体機動装置を駆って縦横無尽にワイヤーアクションで動き回り、巨人との爽快感ある戦闘を体験できる「進撃の巨人VR: Unbreakable」。
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右:声優の梶裕貴氏
開発を手掛けるUNIVRSの小路直哉氏によれば、最大の課題は立体機動装置のワイヤーアクションの実現で、3次元的な動きの表現にこだわり、その調整も苦労。主人公のエレンたちのように2年かかる訓練をゲームで再現するわけにはいかないので、自転車に初めて乗れるようになった時のような感覚を目指し、UNIVRSの酔い防止の技術蓄積を投入し、プレイヤーが体で覚える感覚を重視。立体機動装置の表現や体験と、適度な難易度の両立を試みているそうです。
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UNIVRS小路直哉氏
原作にはない独自武器も含めて様々な武器を実装、重い武器は移動速度が遅くなるなど、バランスある特色も付与。既にアーリーアクセス版は4週連続でランキング1位を獲得している注目作で、2人での協力マルチプレイが可能になる完全版は、今年の冬に発売予定。
『進撃の巨人VR: Unbreakable』
アーリーアクセス版 配信開始自ら立体機動装置を操り自由に飛び回る爽快感
巨人に喰われる恐怖に晒される絶望感
⚔️それにより生み出される極限のアクションぜひご体験ください!https://t.co/0eKTHPJS8v#進撃UB #shingeki #進撃の巨人 #MetaQuest pic.twitter.com/qHFhow6hGe
— 進撃の巨人VR: Unbreakable 公式アカウント (@Shingeki_VR_UB) July 23, 2024
そして11月1日発売予定の戦略SLG「トライアングルストラテジー」。スクウェア・エニックス初のMeta Quest向けフルゲームだそうです。スクウェア・エニックスの徳地一平氏は、映画館で映画を見るような臨場感を目指し、プレイヤーの目の前に巨大スクリーンを配置したと解説。将棋やチェスのような感覚でキャラクターを動かせる工夫も施したそうです。
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左からVTuber猫又おかゆ氏、スクエニ徳地一平氏
そして最後に「バットマン アーカムシャドウ(Batman: Arkham Shadow)」。
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右:俳優の磯村勇人氏
CamouflajのMatt Walker氏によると、2009年のバットマンアーカムというゲームは、スーパーヒーローゲームのアクションを定義づけた定義付けとなったゲームであり、攻撃ボタン一つでプレイヤーがすごくかっこいい動き、パンチや戦闘ができる、その体験をVRで気持ちよく行えるよう、様々な試行錯誤を重ね、4年かけて開発したのが本作だと語ります。
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CamouflajのMatt Walker氏
開発チームはバットマンファンで構成、「本当に自分がバットマンになれる体験」を目指して開発。戦闘時のターゲッティングシステムを実装し、かっこいい動きを実現。通気口での潜入や静かな移動など、ステルス要素も実装。敵の背後から忍び寄る緊張感をプレイヤー目線で体験できるよう設計したといいます。
ゲームシステムは、アイコンが表示された時に手を伸ばすだけで移動、タイミングよく手を伸ばしただけでカウンター攻撃など、簡単操作で各種アクションや連続コンボを実現、爽快感を目指したそうです。他にもグラップリングフックや爆発ジェルなど、おなじみのガジェットも実装しています。もちろんアクションだけではなく、原作の忠実な再現とストーリー性も重視しているそうです。
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戦闘や、手を広げて飛ぶ操作は爽快。
キャンペーンにより、2024年4月までにMeta Quest 3/3Sを新規購入すると無料で入手できるそうです。
ちなみにMeta Reality Labs 日本マーケティング統括担当Pierre Kiang氏によれば、Meta Quest 3の日本での売上は予想を上回るペースで好評とのこと。Meta Quest 3Sはそのお手頃モデルとしての位置づけで、税込み価格で4万8400円から。
10月23日からは一般向けの体験イベントがTSUTAYA渋谷店にて開催中。会場では各タイトルの試遊や、オリジナルグッズが当たるガチャガチャなども用意されているとのことです。
渋谷スキランブル
場所
SHIBUYA TSUTAYA(住所:東京都渋谷区神南1丁目21-3)開催期間
第一弾:10月23日(水)〜10月29日(火) 10:00-20:00
第二弾:10月30日(水)〜11月1日(金) 10:00-18:00