メタ社のマーク・ザッカーバーグ氏が、なんと「Apple Vision Pro」を体験した印象を語る動画をInstagramに投稿しました。
動画は約3分程度の長さ。ザッカーバーグ氏は、「Apple Vision Pro」のパススルー(周囲をデバイス内から見る機能)や重量、快適性といった様々な面を、自社のMeta Quest 3と比較しました。
「Apple Vision Pro」はアップルが開発したMRデバイスです。空間ビデオへの対応といった様々な機能を搭載しますが、その分お値段は約50万円と超ハイエンド。対するQuest 3は約7万5000円からとなっています。
値段は文句なしでQuest 3の圧勝。ただザッカーバーグ氏曰く「性能面でもQuest 3が上だと思う」とのこと。
アイトラッキングについては、アップルを賞賛しており「将来のデバイスでは復活させる計画」と説明。Quest Proには現時点で実装済なので、Quest 4あたりに導入するんですかね。
結構攻めた「感想」ですが、ザッカーバーグ氏はメタ社でCEOを務める人物であり、その立場からの感想である点には注意です。
例えば「Apple Vision Pro」が、iOS向けのApp Storeに対応する点は、同デバイスの明確な強みと言えるでしょう。Questの公式ストアもそれなりに充実してますが、Google Playで展開する非VRアプリなどはダウンロードできません。
また「Apple Vision Pro」はアップルにとって最初のMR製品であり、今後改良や価格の引き下げなどを行っていく可能性は十分にあります。
というかメタ社自身、ハイエンドと銘打ってQuest Proを2022年に出しましたが、パススルー画質が微妙かつ価格も高すぎ(当初の国内価格は約23万円!)で評判は芳しくありませんでした。
結局のところ、一般向けハイエンドXRデバイス(なんか変な表現ですが)市場自体がまだ模索段階なんでしょうね。