シンガポールのBrilliant LabsはAIアシスタントを搭載するスマートグラス「Frame」を発表しました。価格は350ドル(約5万2000円)です。
搭載アシスタントの「Noa」は、「ChatGPT(GPT-4)」や「Stability AI」「Whisper AI」を同時に実行可能。ユーザーとAIの相互インタラクションを分析することで進化し、「個性」を伸ばす設計とのこと。
ディスプレイはマイクロOLEDで、内蔵カメラが認識した情報(本のページ)などを「Noa」が翻訳したり、内容を要約したりするといった機能を有するのだとか。
服やその他の商品をスキャンすることで、価格を比較することも可能。ただ、Meta Quest 3や最近話題のApple Vision ProのようなMR要素は非搭載。純粋なスマートグラス、というワケです。
デバイスの形状は、スマートグラス界隈だと珍しい丸メガネ型。AI機能とか抜きにしても、割とオシャレですね。
「Frame」の開発はオープンソース形式で、同デバイスを使いたいデベロッパーは、ハードやソフト面を自由に改変できるとのこと。そのために必要なドキュメント類も公開するそうです。
ちなみにBrilliant Labsですが、2023年にはモノクル型のデバイス「Monocle」を発表しており、今回の「Frame」は同デバイスの発展型です。
「Monocle」もカメラやマイクロOLEDディスプレイを搭載していましたが、AIアシスタントは未実装でした。