楽天モバイルは、キャリアメールサービス「楽メール」の提供開始を発表しました。7月1日午前9時から開始。
提供メールアドレスは「@rakumail.jp」。なお本サービスは当初「楽天メール」の名称で提供が予定されていたもの。
Rakuten Linkアプリ内から利用可能。UI/UXは奇をてらわず他社メーラーと乖離のないものに。
利用料金は容量1GBまで無料。容量限界に達すると利用者に通知が来るため、利用者は既存メールの削除か有料での容量追加か(容量・価格未定)選べます。
キャリアメールは総務省調査でも高齢者中心に一定の需要があるといいます。
キャリアメール持ち運び制度にも対応します。
現時点では楽天経済圏の入り口を担うRakuten Linkでの展開。IMAP開放は今後の利用者の声次第とのこと。利用者が増え他のメーラーでも利用したい需要が高まれば可能性はあるかもしれませんね。
心配になるのが「迷惑メール」。既存携帯大手のキャリアメールは迷惑メールフィルターの水準がかなり低い印象でした。楽メールはグローバルで実績のあるの迷惑メールフィルターを導入しているとのこと。
気になるのは既存携帯大手三社の「+メッセージ(プラスメッセージ)」の存在。こちらも同じくRCS準拠。打倒LINEのメッセージングサービスとして報じられ鳴り物入りで登場したものの、当初は不具合や微妙に揃わない足並みで勢いを欠いていた印象でしたが、最近になってようやくサブブランド・オンラインブランド・MVNOでの提供が開始され、JPKI公的認証にも対応するなど、その存在感を大きく増しつつあります。
以前からプラスメッセージに参画していくかどうか検討はしているものの、現時点ではRakuten Link中心の構想であり参画の予定は無いとしています。
なおプラスメッセージに対してRakuten Linkは音声通話無料やビデオ通話も統合しており、そもそもコンセプトが異なるとの認識。一方でJPKIによる公的サービスに関しては検討していく余地をにおわせました。
楽天モバイルは楽天経済圏との連携を強化、各サービスの総合窓口の役割を果たし、ポイント獲得ミッションも充実させている最中。今回のメール機能統合により、ますます重要性を増していますが、今後どう展開させていくのか引き続き注目していきたいところです。
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