先日7日に発売されたルンバ iシリーズの廉価版「Roomba i2」を購入しました。
筆者はもともと狭い一人暮らしで、「掃除機がなくてもコロコロでなんとかなるだろう」と考えていましたが、先日1年ほど住んだ家を引っ越し、大量のホコリの存在に気付くとともに、やはり掃除機は必要だと感じ、どうせなら手間もほとんど不要で毎日労働してくれる自動掃除機の購入を検討していました。
ここでルンバシリーズで一番売れていると言われている廉価版モデル「Roomba e5」の購入を検討していたのですが、ちょうどそのタイミングで後継機モデルに当たる今回のi2が発売されたため、即買いしました。
iRobot社は、ロボット掃除機を所有していない層の不安や誤解を「ルンバ パラドックス」として、これを払拭する製品としてルンバ史上最安値でRoomba i2を発売したとのこと。つまり筆者のようなロボット掃除機初心者に向けたモデルというわけでした。
パッケージ・本体
ルンバシリーズの購入が初めてだったこともあり、意外と大きなサイズであることを知りました。
同梱品は充電ドック、ケーブル、交換用フィルター、取扱説明書類のみ。前モデルのルンバ e5に付属していた「デュアルバーチャルウォール(定価5980円)」と呼ばれる入って欲しくないエリアをコントロールするための機器は付属していません。
背面は次の画像のような感じ。e5とほとんど背面は変わっていません。ブラシが搭載されており、稼働中に回転してゴミを内側にかき込みます。緑と黄緑のブラシが回転してゴミを本体内部に吸い込みます。特殊な凹凸が刻まれており、ゴミを絡めながら吸い取るようです。
緑色の2つのローラーは取り外し可能で、水やシャワーで洗浄することも可能。絡まりをほどくこともでき、きれいな状態を保つことができます。
ダストボックスは、ワンタッチで取り外し可能になっています。強めに押し込むと出てきますが、ゴミをため込んでいるときや、環境によってはこの時にゴミが落ちてしまうこともあります。
取り外した状態です。水洗い可と不可のマークの説明が書かれています。
手前のフィルターを取り外すことができ、このフィルター以外は水で洗うことができます。水洗い不可のものと比べるとダストボックスの中を綺麗にするのが格段に楽になりますね。
清掃能力
数日使用した感想は、「なかなかやるな」。自分で毎日掃除をするにも限界がありますし、ベッドや棚の下のような掃除しにくい部分は疎かになってしまいがちなのは事実。毎日動かしていてもそれなりの埃が回収されてくるのをみると、いかに部屋の清潔さを保つのに貢献してくれてるかということを感じます。
机の脚の周り、家具の生え際もかき込みブラシできれいに掃除してくれます。
音は結構うるさいけどちゃんと家具の脚のところブラシで綺麗にしてくれるんやね pic.twitter.com/ze8GCSQdV3
— ひかるん (@hikarun_mikan) July 17, 2022
若干髪の毛が吸い込み切れていないかなと思うこともあるものの、2回も動かせばほとんど綺麗になります。
想像以上だったのが、段差の乗り越え。窓枠部分や、棚の脚など、上手く乗り越えて掃除してくれます。
多少の段差なら気にしない優秀なルンバ君!! pic.twitter.com/C2OB5LhcA9
— ひかるん (@hikarun_mikan) July 13, 2022
ルンバ君は有能なので段差も乗り越えて掃除してくれる!! pic.twitter.com/kTopmOa0yx
— ひかるん (@hikarun_mikan) July 17, 2022
動作音はかなり大きめではあるものの、一般的な掃除機などと比較するとかなり小さく抑えられている方ではないかと思います。
ためしに騒音計アプリで簡潔に測定すると、次のような感じ。ルンバの上に乗せていたときで65~70dB前後、ルンバから約1mほど離れて測定すると60dB前後でした。
60dBでデパート店内、70dBで騒々しい事務所の中という目安からいくと、かなり大きい方だと思います。うるさいかと言われればうるさいですが、出かけている時間帯や風呂に入っている時間帯等に回せば問題なしかと思います。後述しますが、音声アシスタントやアプリから遠隔で操作できるのが役に立つポイントです。
清掃途中に充電がなくなっても、自動でベースステーションに戻り、充電が完了したら再度動き出していました。
スマホ連携
ルンバ i2は他のルンバシリーズと同様、スマホアプリから操作できます。スマホアプリを開くのが煩わしければ本体上部の電源ボタンを押すと掃除を開始できます。
マッピング機能にも対応していますが、精度はいまいち。一か所廊下とのドアを開けていたりいなかったりという違いがあることを考慮しても、毎回バラバラなマッピングで参考にもなりません。
カメラが搭載されておらず清掃範囲を指定する機能や侵入禁止エリアの設定もできないため、あくまでおまけ的機能と解釈すると納得レベルです。1回の掃除時間もまちまち。
なかなかに便利だと思ったのがAlexaやGoogleアシスタントとの連携。iRobotのスマホアプリから簡単にリンクすることができ、Alexaに「ルンバで掃除して」と言うだけで掃除を開始してくれます。手で操作をせずとも動作してくれる、というのは煩わしさもなく、非常に便利です。
ルンバ史上最安、まだ持ってない人はチェック!
今までに発売されたルンバとして最安モデルとして販売されたルンバです。とはいえ、前モデルe5よりは確実に進化しており、まだ持っていない人は購入する価値があると思います。「ルンバが走れるように床に物置いちゃダメ」という思考になるので、特に筆者のようなズボラなタイプの、掃除が苦手な方々には是非ともお勧めしたい商品です。
販売価格は3万9800円で、10%ポイント還元中。床拭き器ブラーバと同時購入で割引されます。