
ソフトバンクロボティクスは2026年2月2日、人型ロボット「Pepper」の新たなバージョンとなる「Pepper+」の提供を始めました。同機はAIエージェントを実装したロボットへと進化し、まずは小売業界向けにAIを活用したロボアプリを拡充していくといいます。
また同社は同日に、ギネスワールドレコーズがPepperを「初の量産型ヒューマノイドロボット」として正式に認定したことも発表しました。ギネス側の公式記録ページでは、2025年10月1日が達成日となっています。
ソフトバンクモバイル(当時)とアルデバランが共同開発したPepperは2014年に発表され、2015年6月20日に国内で販売が始まりました。最新のPepper+は、AI技術と映像分析を組み合わせ、胸部に搭載したタブレット端末も刷新。アプリケーションの開発を容易にすることで、導入先の用途に合わせた柔軟で迅速な展開を目指すとしています。

目玉機能の一つである「AI接客エージェント」は、内蔵カメラで人物を認識し、来店者の興味を引くような声かけや、服装や会話の内容に応じた商品提案を行います。対話能力を高めるため、プロの実演販売士のコミュニケーション技術をAIで再現しており、KODEKAが協力していると説明しています。
小売業以外にも、コクヨとTIGEREYEが共同開発した顔認証技術を活用した「オフィス向け入退出管理ソリューション」を用意しました。エントランスで顔認証を行い、会話を交えながら入退室の案内を支援します。先行設置先には「KOKUYO OPEN LAB.」が選ばれました。
このほか、背景とせりふを組み合わせてポスター風の画像を作成する「即興カメラマン」や、会話の内容から独自の歌とダンスを作る「あなたの話deミュージカル」、クイズなどで遊べる「Pepperゲームセンター」などの機能も備えます。先行事例としては、Pepper PARLORでの導入が紹介されており、焼きたてパン食べ放題のメニュー提案にAIを活用しているといいます。
料金体系は法人向けのレンタルが基本です。年間契約の「AI活用プラン」は月額7万9800円で、1か月以内の短期利用は1回あたり15万円となっています。このほか、初期契約費用として9800円が必要です。なお、AI接客エージェントのコンテンツ作成や入退出管理アプリの利用は、別途見積もりとしています。
既存サービス「Pepper for Promotion」は、今後「Pepper+」へ統合する方針。Pepper for Promotionのサービス提供終了は、2027年2月1日を予定しているそうです。
| 項目 | Pepper+ |
|---|---|
| 提供開始 | 2026年2月2日 |
| コンセプト | AIエージェント実装、最新AIと映像分析技術の融合 |
| 主な更新点 | タブレット刷新、アプリ開発の容易化による展開加速 |
| 主な機能 | AI接客エージェント、即興カメラマン、あなたの話deミュージカル、Pepperゲームセンター、入退出管理(別途見積もり) |
| AI接客 | カメラで人物を認識。興味を引く声かけ、服装・会話内容に応じた提案 |
| レンタル料金 | AI活用プラン:月額7万9800円(年間契約)。短期利用:15万円(1か月以内)。初期契約費用:9800円 |
| サービス統合 | Pepper for Promotionを統合。同サービスは2027年2月1日終了予定(変更の可能性あり) |




















