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9インチの怪物!OLEDタブレット「REDMAGIC Astra」の誘惑

 9インチ級で最強、このサイズ感最高!

 REDMAGIC Astraをお借りしたのでレビューします。本機の立ち位置を一言でいえば「小さめタブレットでゲーミング特化型Androidタブレット」です。

 高性能とキレ味をそのまま小さめタブレットに凝縮したような一台です。Snapdragon 8 Elite、165Hz駆動の9.06型有機EL、内蔵ターボファンまで盛り込む徹底ぶりがたまりません。

 画面は2400×1504の2.4K解像度で、165Hzまで可変駆動。ピーク輝度は1600ニト、タッチ応答サンプリングレート最高2000Hzなど、考えられるスペックを盛り込んでいます。なお屋外視認性はタブレットとしてはかなり良好で、とても見やすかったです。仕事の休憩で外でゲームに浸る、なんて使い方もばっちりできそうかなと思います。

 保護ガラスはGorilla Glass、筐体は厚さ6.9mm、公称重量370g。

 競合の中華タブのような安っぽさは感じさせず、適度にズシッときます。

 iPad mini以上の大画面で、カバンのスリーブにもスッと滑り込みます。なにげに電子書籍を読むにもちょうどよかったです。カフェでも通勤電車でもストレスなく構えられるサイズ感です。

 指紋認証センサーは側面。

 冷却はREDMAGIC十八番。デュアルレイヤーのサンドイッチVC、毎分2万回転のターボファンという、スマホ譲りの本気仕様です。ゲーム中の安定フレームに効くだけでなく、充電時の発熱低減にも貢献。

 OSはAndroid 15ベースの「REDMAGIC OS 10.5」、心臓部はSnapdragon 8 Elite。最大24GB LPDDR5TメモリとUFS4.1 Proストレージの組み合わせで、重量級タイトルも余裕です。

  • AnTuTu v10.5.1:266万4813点
  • 3DMark Solar Bay:9584(平均 36.44fps)
  • 3DMark Solar Bay Stress Test:Best 9576、Lowest 8884、92.8%
  • 3DMark Wild Life Extreme Stress Test:Best 5636、Lowest 5385、95.6%
  • 3DMark Steel Nomad Light Stress Test:Best 2086、Lowest 1985、95.2%
  • PCMark Work 3.0 performance:26528
  • Geekbench 6.4 CPU:Single 2592、Multi 7987
  • Geekbench 6.4 GPU(OpenCL):19447

 鳴潮は60fps近く安定動作。内蔵ファンだけで温度上昇は抑えられ、連続動作が可能。

 さらにハードウェアフレーム補間。Red Core R3 Proチップによるリアルタイムフレーム補間機能を有効化すると、平均 120FPSへ引き上げ可能。高いヌルヌル感で、表面温度は40度台。

 なお画質設定極高で設定を上げれるだけ上げて120fpsを有効化しても高フレームレートで快適に動作します。しわ寄せが表面温度で、背面金属部分は40度から43度。

 そして上部の黒い透明部分は40度台から50度前後で、ポケットに入れるスマホだと恐ろしい温度ですが、本機はゲーミングタブレット。ここから放熱しつつ、手が当たりやすい部分は持っていられる程度の温度をなんとか維持するという発想のようです。

 CPU直上とバッテリー下に2枚のVCを挟むサンドイッチ構造・液体金属・内蔵ファンの組み合わせと、ゲーム動作を優先する設計が効いています。安定を求める大手メーカーは、たぶんユーザーとシステムの保護を優先して制限しちゃいますからね。何が何でもゲーム動作を優先する心意気が最高です。これは「とてつもなくリッチなタイトルを高画質で長時間無理させた」というベンチマークみたいなものではありますが、参考までに。

 筆者が使っているOPPO Find N5は、折りたたんでポケットに運べるという意味では有意です。しかし盲点なのが画面の比率です。折りたたみスマートフォンは正方形に近いため ゲームによっては 表示領域が無駄になってしまい使いにくい場合があります。リバース1999も上下に大きな 帯が出てしまい 画面サイズを全く有効に活用できません。REDMAGIC Astraの方が横長のアスペクト比で、リバース1999もプレイしやすかったです。

 スピーカーはいつものREDMAGICらしいテイストで、激しい銃撃戦を伴うようなアクションゲームや映画のような迫力のある低音域、広い音場、余裕のある大音量といったメリットが光ります。ただ解像度は低く、人間の声に関してはややヴェールがかったようで艶やかさを削ぎ、歯擦音もやや気になるなどあまり好ましくは感じられません。声優の声を重視するノベルゲームは得意ではありません。リバース1999プレイ時、動作自体は問題なかったのですが、音声には不満を感じました。TWSなどの活用を推奨します。

 デュアルX軸リニアモーターの4D振動も搭載します。ハプティックフィードバックは全体がゴツっと来る手応えがありますが、振動が筐体全体を揺らす感じ。文字入力時のバイブレーション時間を短めに設定しておくと良いと思います。

 バッテリーは8200mAh。最大80Wの急速充電に対応。この大容量が1時間もすればほぼ充電終わってるのは率直に言って最高の体験でした。

 こんなに良いタブレットがゲーム専用なのはちょっともったいない気もしたので、外部キーボードを接続して記事を書いてみました。最近のAndoridのGboardは、iOS/Mac/WindowsのようにLang1/2も認識するので、文字打ち用途でも使えます。「iPad miniみたいなタブレット好きなんだけど、画面リフレッシュレートが低いし仕様も限られてるから、気分が上がらないんだよな」って人におすすめです。

 12GB+256GBが8万7800円から。16/512GBが11万4800円となっています。

項目 REDMAGIC Astra
OS REDMAGIC OS 10.5(Android 15ベース)
チップセット Snapdragon 8 Elite(Oryon CPU 最大4.32GHz、Adreno GPU、RedCore R3 Pro)
実行メモリ/内蔵ストレージ 12GB/256GB、16GB/512GB、24GB/1TB(LPDDR5T+UFS4.1 Pro)
画面 9.06インチ、2400×1504、最大165Hz、有機EL、ピーク1600ニト、Gorilla Glass、タッチサンプリング最高2000Hz
サイズ/重量 207×134.2×6.9mm/370g
バッテリー 8200mAh(デュアルセル)、充電器別売
充電 最大80W対応(満充電約64〜71分)
カメラ(背面/前面) 1300万画素/900万画素、背面最大4K30fps、前面1080P30fps
オーディオ/振動 DTS:X Ultra、デュアル1620スピーカー、デュアル0815 X軸リニアモーター
通信 Wi-Fi 6/6E/7相当(a/b/g/n/ac/ax)、Bluetooth 5.4
端子 USB Type-C(USB 3.2 Gen 2/DP対応)
冷却 ICE-X 13層(液体金属2.0、デュアルVC、ターボファン2万rpm ほか)
耐久 IP54、Gorilla Glass
センサー 指紋、電子コンパス、ジャイロ、環境光、加速度
その他 Magic Key(ゲームスペース起動など割当可)、RGBライティング、DP 2K出力対応
カラー Starfrost(シルバー)、Eclipse(ブラック)
国内価格の目安 12GB+256GBが8万7800円前後、構成により11万4800円など
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