
TCL Projector PlayCubeを提供していただきました。レビューしていきます。
開封

本体は今までのプロジェクターとは異なるキューブ形状です。素材も布素材と知っているプロジェクターとは異なるオシャレさがあります。
内容物は本体、USB Type-Cケーブル、USB Type-Cアダプタ、リモコン、簡易説明書です。

端子はUSB Type-C、HDMI、3.5mmイヤホンジャックが搭載されています。電源がUSB Type-Cで、ケーブル別なのが個人的に良ポイントです。

付属のUSB Type-Cアダプタは最大100W対応のもの。

MADE IN CHINA 中國製造 製造日期:民国紀元114年06月
アダプターはUSB PDの規格にしっかり則ったもので、100W出力できることが確認できました。

本体下部には一般的なカメラ用三脚で使用できる1/4インチネジが設けられており、三脚に設置して使うことも可能です。

本体側面の一部部分がまるでルービックキューブのように回転することで、簡単に角度調節が行えます。

本体サイズは非常にコンパクトで、iPhoneと遜色ないサイズ感です。

リモコンも本体サイズと同じサイズ感。まとめて持ち運んでも邪魔にならないサイズ感が良いですね。

起動
USB Type-Cケーブルとアダプタを使用して供給して電源ボタンを押します。この上部の模様部分が電源ボタンになっています。

OSにはGoogle TVが採用されているので、Google Homeアプリを用いてセットアップ。手持ちのスマートフォンでQRコードを読み込んで指示に従うだけで簡単に完了します。もちろん日本語対応です。

セットアップが完了すると、アプリのインストールが完了したのちに使用可能になります。ホーム画面は一般的なGoogle TVと同じです。

もちろんCastも行えるのでスマートフォンから再生したいコンテンツを選んでCastボタンを押すだけでプロジェクターで簡単再生できます。

内蔵スピーカーはモノラルですが、低音強めのしっかりしたサウンドが楽しめます。設定でプリセットのEQにはなりますが、変更が可能です。
使用感
数日試しに使ってみました。良いと思ったところを特筆して紹介します。
レスポンスが速い
以前紹介したC1は正直レスポンスが遅く、安価なスマートフォンレベルでした。しかし本機は違います。しっかりキビキビと動作し、ストレスフリーです。自分が使いたいアプリや設定をすぐに立ち上げることができます。
画角調整も簡単

画角調整も簡単です。置くだけで自動でスクリーンを認識して、台形補正やオートフォーカスの調整を行います。ほんの少し動かしただけでは再調整はかかりませんが、移動したり角度が変わるような動作が起こると自動で再調整を行ってくれます。
もちろん手動で細かくセッティングすることもできます。
最短焦点距離が短い

そしてマニュアルセッティングを試している際に気づいたのですが、本機は最短焦点距離が短いです。どれくらい短いかというとなんとスマホ1台分くらい!ポータブルプロジェクターでこんな使い方することないと思いますが、こんなに短い距離でもフォーカスが合うのはびっくりですね。
めっちゃ明るい
そしてめちゃくちゃ明るいです。安価なプロジェクターではせいぜい200ルーメンほどが相場ですが、本機はなんと750ルーメン。3倍以上も明るいです。200ルーメンでは部屋の電気を消さないと見えませんでしたが、750ルーメンであれば多少部屋のライトをつけていても問題なく視聴できます。

バッテリー内蔵
なんとびっくりバッテリー内蔵です。内蔵バッテリーを搭載しているので、外や友人の家に持っていって使用することもできます。そして何よりUSB Type-Cで充電できるので、今の時代そのへんに転がっているので電源の確保にも苦労しません。
バッテリー使用時の駆動時間は公称3時間ですが、実際はそれよりやや短い2時間半ほど。映画1本分程度と見てもらえば大丈夫でしょう。
バッテリー使用時の注意点として明るさに制限が設けられ、やや暗い状態になります。最大の750ルーメンで使用したい場合は電源を供給する必要があるのでご注意を。
オシャレで超実用的

どこかに持ち運びたくなるようなオシャレなデザイン。そして見た目だけじゃない実用的も兼ね備えているPlayCube。これは非常におすすめできるな、と思いました。レスポンスも画質も、そして外観も質感も何一つ妥協していないPlayCube。マルチに使えるプロジェクターならこれで決まりです。



















