弊誌はアフィリエイト広告を利用しています。

全てが高水準。勝利のための怪物「ASUS ROG Phone 6 Pro」レビュー

 この機種、全てがハイレベル。

 ASUSよりROG Phone 6 Proをお借りしたのでレビューします。本機は実行18GBメモリを搭載した最上位モデルとなります。

 特徴的な化粧箱。

 スライドしてパカッと開きます。なんかロボットアニメに出てきそうですね。めちゃくちゃカッコいい。開封体験から素晴らしいです。

 急速充電器も格納されています。

 箱と同じデザイン言語の外観も最高です。

背面は高級感あるすりガラス調。ゲーミングスマホ初の耐水仕様を謳う

 ゲームに邪魔なパンチホールやノッチはありません!画面は165Hz駆動、タッチ応答720Hz、タッチ遅延23msの超高速滑らかっぷりが凄い。正確無比にプレイが可能。単にゲームをプレイできるだけではなく、ゲームに勝利するための機種。ブラウジングは144Hzで動作。120Hz端末を超えるヌルヌルっぷりでブラウジングが楽しくなるレベル。

ゲーム開発会社はなかなか高駆動対応か否かを公表していないところを、アプリ内特集。高駆動を体感できるゲームを優先して遊ぶことが可能

 バイブレーションは安い機種や手の抜いた機種では安っぽい下品さ、弱々しさがあります。しかし本気はドシンと確実に来る手応え。高級な振動です。

側面の金属も重厚で見た目も触った質感も実に良好、素晴らしいビルドクオリティ

 電源を入れる時、初期設定から普段の利用する際までの様々な演出のすべてがよく作り込まれていてゴージャス。全てにおいて高級感があります。

 評判の悪いSnapdragon 8 Gen1よりも改善されたSnapdragon 8+ Gen1を搭載。国内四社の携帯回線で利用可能、5GはSub6 n77/n78/n79を網羅。実行メモリは驚異の18GB。モンスターマシンです。

OS ZenUI(Android 12)
SoC Snapdragon 8+ Gen1
メモリ 18GB
容量 512GB
画面 6.78型FHD+ (2448×1080)
720Hzタッチサンプリングレート
最大165Hz駆動
カメラ 5000万IMX766+1300万超広角+500万マクロ
インカメラ 1200万画素
電池 6000mAh(3000×2)
65W充電
側面ポート
寸法 173 x 77 x 10.3 mm, 239g
その他 携帯四社バンド

 以下、ベンチマークスコア。全てゲーム用最大パフォーマンスモードのXモードにて動作。ゲームもベンチマークも基本的にデフォルトでは自動でXモードにて動作します。

 AnTuTuはもうぶっちぎりの110万点超え。驚異的です。もう3DMark Sling Shot Extremeはスコア最上限を示すMaxed Outに。もはや低負荷の計測は無意味ですね。原神も60fpsで動作します。

  • AnTuTu v9.4.4:1104585
  • Geekbench 5.4.4 Single-Core:1286
  • Geekbench 5.4.4 Multi-Core:4003
  • Sling Shot Extreme OpenGL ES 3.1:スコア最上限(Maxed Out)
  • Wild Life Extreme:2775, 16.60fps
  • Wild Life Extreme Unlimited:2770, 16.60fps

画面端から呼び出せるGame GenieからXモードオンオフや各種機能を呼び出せる

 側面のAir Trigger 6 超音波ボタンをタップして、画面上の任意の場所をタップ可能。Aimや射撃といった動作を確実に行えるのが良い。

 さらにKunai GamePad 3を装着すれば、携帯ゲーム機に変身。ほとんどの操作を物理ボタンとパッドで行うことも可能になってきます。

物理ボタンの多さは割り当て可能な操作の数に直結する

 タッチパネルに表示されたオブジェクトを押すのではなく、物理ボタンで操作できるのは圧倒的なアドバンテージ。PUBG New Stateなどの複数のTPS/FPSタイトルをプレイしましたが強力無比。撃ち合いに負けなくなり、勝率に高く寄与します。

 なお重いタイトルを1時間以上など連続でプレイする場合、別途AeroActive Cooler 6を装着することになるでしょう。

Kunai GamePad 3+AeroActive Cooler 6は両立可能

 本機の驚くべき点は、底部に加えて側面にもUSB Type-C端子を備えるという点。充電や映像出力が可能。何より充電しながらプレイしても横持ち時に邪魔にならないのが素晴らしいです。65W急速充電が利用できますし、低速充電や指定時間帯にゆっくり充電して電池を労る機能も充実しています。

3.5mmイヤホンジャックあり

 この背面の2.0型有機ELパネル「ROG Vision」はROG Phone 6無印には非搭載、Proのみ搭載。電池残量や通知など実用的な表示だけではなく、好きな文字列や画像を表示するようカスタマイズも可能。けっこう楽しいです。

 豪華にデュアルスピーカーを搭載、ゲーミングスマホらしく音響も抜群に良い。均等でバランスが取れています。最大音量も大きいので友人と囲んでプレイするシチュエーションにも役立つでしょう。自分が知るスマホの中で最上位クラスの素晴らしいスピーカーです。

 ゲーミングスマホとしてだけではなく普段の日常的に使うスマホとしてもストレス無くパワフル。高品位な画面は動画視聴はもちろん、超絶ヌルサクのブラウジングやSNSスクロールにも役立ちます。廉価モデルは長く使っていると動作が緩慢になりがちですが、これだけ性能に余裕があると安心感があります。

 重量実測値は243gでかなり重め。両手で持つときには全く問題なし。片手操作時には重いと思います。

iPhone 14 Pro Max程度には重い

大画面で縦長なので画面上部に指が届かないが、画面下部をフリックで片手操作モードが呼び出せる

よく使う任意のアプリをエッジから呼び出せるランチャーも備える

 ゲーミング特化機種ながらもカメラはなかなか。

 左が5000万広角、右が1300万画素超広角。

 メインの広角カメラのセンサーはSony IMX766。センサーサイズは1/1.56型で適度にボケてくれます。

 アオリで撮影して良い感じ。ただ明暗差大きく葉にパープルフリンジが見えます。

 1/1.56型はスマホカメラとしては大きいですが、一流最新機としては必ずしも大きくありません。IMX766搭載機は軽量折り畳みXiaomi MIX Fold2や小型のZenfone 9などカメラにそこまで力の入っていないハイエンドスマホへの搭載例が多いです。近年カメラのクォリティーの上がってきているZenfone程度の実力は確実にあるだろうと思います。

 望遠カメラは非搭載のためメインカメラのデジタルズームで担います。

 デジタルズームはこんな感じ。

 夕方、カーテンを閉めた部屋にて防湿庫内を夜景モードで撮影。同じくIMX766を搭載するXiaomi MIX Fold2は一向にピントが合わず複数枚撮影してもうまく撮れなかったのですが、ROG Phone 6 Proは一発でしっかり撮れました。

 高級な筐体、ソフトウェアの作り込み、どれをとっても高水準。ゲーミングをとことん突き詰めたモンスターマシン、お値段に見合う価値があります。

 大容量6000mAhや急速充電、充電周りの機能、高品位な画面、強力な音響仕様は日常的な利用にも優れています。

 ゲームで勝利したいユーザーはもちろん、こだわり抜いた珠玉の逸品にソソられるガジェットオタクも必見。この最強性能の機体、是非手にとってみて下さい。

オンラインストアでZenfone/エイスース製品を買う [AD]
ASUS Store

こんな記事も読まれています

エイスース、「ROG Phone 6」を正式発表。ゲーミングスマホ初の耐水仕様、8+Gen1/強化冷却/165Hz駆動/超速23ms

2022-09-30 11:00:16會原

ASUSROG Phone 6ROG Phone 6 Pro取材記事

エイスースはROG Phone6を正式発表しました。発売予定日は2022年10月7日(金)。価格は12万9800円から。上位モデルのROG Phone 6 Proは16万9800円。(実機レビュー)ASUSのROGブランドはゲーミングスマホの先駆者。2018年に初代ROG Phoneをリリースして以来、毎年後継機をリリース。ROG自体、マザーボードやアクセサリーなど最高のゲーム環境を実現するブラン...

Nothing Phone (1)、8月2日に数量限定先行販売。KITH TOKYOにて

2022-07-28 23:58:38會原

KITHKITH TOKYONothingNothing Phone (1)

英国Nothingは、ブランド初のスマートフォンNothing Phone (1)を、「KITH TOKYO」にて8月2日(火)限定で先行販売すると発表しました。販売されるモデルは実行メモリ8GB+256GBストレージのホワイトとブラックで、価格は6万9800円(税込)です。これが今回が日本で初めての店舗販売となるといいます。数量限定。一般販売は8月予定で、一足早く購入したい人はお見逃しなく。KI...

豪華にデジタルデトックス。Galaxy Z Flip4、9月29日発売

2022-09-10 00:03:44會原

auGalaxyGalaxy Z Flip4NTT docomoレビュー

サムスン電子ジャパンはGalaxy Z Flip4国内版を発表しました。発売日は9月29日。現在予約を受付中。今回新たに取り扱いキャリアとなった楽天モバイルのGalaxy Z Flip4にはキャリアロゴなし。背面刻印は最小限でスッキリ。auより2万円安い13万9800円であるのに加えて最大8000円の楽天ポイント還元もあるので、良い選択肢です。開くと6.7インチ、閉じるとコンパクトで1.9型画面な...

OPPO Pad Air レビュー。良いとこ突いてるかも?

2022-10-20 16:00:48會原

OPPOOPPO Pad Airタブレットレビュー

OPPOよりタブレット端末「OPPO Pad Air」を一定期間貸与していただいたのでレビューします。 筐体は幅245.1mm、高さ154.8mm、厚さ6.9mm。重量は440gと軽め。背面はアルミ合金。OPPO Glow部分は手で触るとわずかな隆起があり独特の感触。持ち方によって音量キーの上下が逆になるiPad mini 6のような機種とは異なり、常に上下の役割はそれぞれ固定となっています。はっ...

Zenfone 9 レビュー。片手に収まる最高性能、買わずにはいられない至高の幅狭ハイエンド

2022-11-02 14:23:03會原

ASUSZenfoneZenfone 9ハイエンドコンパクトレビュー

ついに来た、理想の幅狭ハイエンド!!大型化の一途を辿るスマートフォンの中の異端児、さらに進化。ASUSよりZenfone 9を一定期間お借りしたのでレビューしていきます。 高級感ある化粧箱。流行りの環境配慮、鉱物不使用の環境に育てた大豆ベースのインクを印刷、100%リサイクル可能 30W急速充電器もしっかり付属。環境を言い訳にして貧相な化粧箱で利用者目線も不在のケチ臭くてしょうもない製品が増える...

Android端末のレビュー」についての他の記事

大満足!防水廉価タブ「Galaxy Tab S9 FE」レビュー

2023-11-24 18:56:28ひかるん

GalaxyGALAXY TabGalaxy Tab S9Galaxy Tab S9 FESamsung

サムスンから先日発売された「Galaxy Tab S9 FE」を購入ししばらく使用しました。サムスンとしては国内初登場となるFEシリーズで、今年の端末ラインナップにも力が入っています。その中でもかなりコスパの高い機種となった1台です。筆者はここ1年半ほどGalaxy Tab S8 Ultraを使用しており、その大画面感に利便性を感じていたものの、やはり大きさとキーボードカバーの重さのせいで取り回し...

「設立95周年」の節目に爆進するモトローラ。折り畳みスマホ日本「普及」狙う

2023-11-20 22:38:31會原

Motorolamotorola razr 40razr 40razr 40sSoftBank

左:モトローラ・モビリティ・ジャパン合同会社 代表取締役社長 松原丈太氏、ソフトバンク株式会社モバイル事業推進本部 本部長 郷司雅通氏Motorola Mobility Japanは、新製品発表会を開催。Motorolaの現況を説明、新製品「motorola razr 40 / razr 40s」を発表しました。MVNOや直販で購入できる公開市場向けSIMフリー版「razr 40」は11月22日...

モトローラ「razr 40/s」ハンズオン。小型サブディスプレイ、ソフトバンク限定色も良し

2023-11-20 20:07:15會原

Motorolarazr 40razr 40sレビュー折りたたみスマホ

モトローラの新製品発表会を取材したので、ハンズオンレビューをお送りします。今回発表された新製品が、折り畳みスマートフォン「razr 40 / razr 40s」。末尾sがソフトバンク版。ハードウェアと対応周波数は同一。基本色はバニラクリーム、セージグリーン。レザー調の筐体で質感の高さ、手触りの良さは特筆に値します。全体として落ち着いたテイストのなか、伝統のモトローラロゴの光を反射する具合や、エンボ...

Redmi 12 5G レビュー。安い、電池が持つ

2023-11-16 18:45:08會原

RedmiRedmi 12 5GXiaomiレビュー

Xiaomi JapanよりRedmi 12 5Gを一定期間貸与していただいたのでレビューします。今回お借りしたのはスカイブルー。爽やかで良い色です。価格は2万9800円の廉価スマートフォンとなります。一昔前なら「安いやつはダメ、3万円出せば最低限良いのが買える」のが定番認識でしたが、通貨安と物価上昇もあって、価格の常識のラインも動きつつあります。そんな情勢に加えて、ここで思い出されるのがRedm...

AQUOS sense8レビュー。格式高い写真の撮れる、軽量高耐久な新世代国民機

2023-11-05 21:19:22會原

AQUOSAQUOS sense8SHARPレビュー

ごめん、AQUOS R8 proより好きだわ(笑)SHARPより、Androidスマートフォン「AQUOS sense8」をお借りしたのでレビューします。発売前のファームウェアであるため、実際の製品とは異なる部分がある可能性をご承知ください。本機は消費税込み5万円台後半(SHARP新製品発表で公開されたメーカー想定価格)のミッドレンジモデル。驚くべきはその軽さ。5000mAhの大容量電池を搭載した...

OPPO Reno10 Pro 5G レビュー。外観がきれい

2023-10-24 17:15:16會原

OPPOOPPO Reno10 Pro 5Gレビュー

「OPPO Reno10 Pro 5G」をOPPO PR事務局から一定期間お借りしたのでレビューします。OPPO公式ECサイトでの価格は8万6800円。まず目を引くのがデザイン。本体色は紫色と灰色の二色で、今回の試用機は灰色。紫色は光沢ですが、灰色の質感はマットで手触り良好。筐体背面はサラサラ。OPPOの廉価モデルでは安いプラスチックで表面加工を工夫したものがありますが、本機はガラス製。明らかに異...

Pixel Tabletに感じる強烈な不満。

2023-10-22 18:02:46そっぷる

GoogleGoogle Pixel TabletNest Hub MaxPixelPixel Tablet

Googleより発売されたPixel Tabletを長期使ってみました。正直、全くもって期待外れでした。Googleはこれをタブレットと謳いつつ、ドックに取り付ければハブモードになると紹介、「次世代のオーディオ」と喧伝しています。しかし実態は、企画倒れの中途半端な失敗作です。それぞれ分けて紹介します。Pixel Tabletの不協和音タブレットモードここで具体的にドックからはずしたタブレットの状態...

すまほん!!を購読しませんか?

Twitterでも最新更新を配信・通知しています

𝕏 フォローする 再度表示しない