メタバースならぬ、「Mediverse(メディバース)」と呼ばれる医療プラットフォームがイギリスで開発中です。
なんだかアレな感じのする名称ですが、そのシステムは実際かなり本格的。世界中の医療従事者がプラットフォーム上にアクセスすることで「繋がる」ことを構想しており、VRで、医師などが自宅からVRトレーニングできる機能を実装する予定となっています。
具体的には、臨床環境やシナリオをVRで再現し、医師、外科医、医療看護師、学生が危険のない状態で練習したり、知識の吸収を可能にする計画とのこと。
開発元Gogglemindsの創業者Azize Naji氏は、「Mediverse」について「メタバースという言葉を聞いたことがあるかもしれません。それを一歩進めたものが「Mediverse」なのです」と海外インタビューにコメントしています。
VRトレーニングについては、子供の治療に特化したものも開発中。医療は人間の身体を扱う都合上、他と比べてミスが許されない仕事です。こういった形でリスク無しで練習ができれば、効率の良い(&ストレスのない)スキルアップができそうですね。
なお公開されている動画などを見る限り、「Mediverse」では、デバイスはMeta Quest 2を使用する模様。公式サイトによると、導入を決定した場合、新規セットアップは48時間以内に完了するそうです。