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Ubuntu搭載、メモリ最大40GBで軽量なLemur Proと高性能なGalago Pro登場

 コロラドに本拠を置くSystem76は、軽量で12世代Coreを搭載する「Lemur Pro」と、安価で最大64GBメモリを搭載可能な「Galago Pro」を発売しました。

 これらのPCで特筆すべきはプリインストールされるOS。一般的なノートパソコンではWindowsが当たり前ですが、System76は「Pop!_OS」を開発するメーカーであり、同OSもしくはLinuxディストリビューションとして有名なUbuntuから選択できます。

 ちなみに、Pop!_OSはUbuntuをベースとしており日本語での情報が多い点や、グラフィックボードのドライバがデフォルトで入っているといった理由で高い安定性が魅力。独自アプリストアのPop!_Shopを備えているため、Linux初心者でも比較的扱いやすいOSとなっています。

Ubuntuとはある意味対照的なArch Linuxのインストールメディアのコンソール。 一般的なOSとは異なり、非常に高頻度にアップデートが行われる。

 Lemur Proは14インチでCore i7や40GBメモリを搭載できる高性能ながら1.15kgという軽量を実現したモデル。最大でCore i7-1255Uを搭載可能で、大きめの73Whバッテリーを搭載。消費電力の少ないチップを搭載する恩恵を受け、駆動時間は最大14時間をアピール。第12世代Coreを搭載するモデルでは、価格が1149ドル(15万5000円)から2541ドル(34万3000円)。

 Galago Proは12世代Coreのモバイル向けファミリーの中でも高性能なPシリーズを搭載、高負荷な処理を担うPコアが4基と電力効率に優れるEコアを8基備え、合計12コア16スレッドとなる「Core i7-1260P」を選択可能。メモリも64GBまで搭載可能です。

 一方で消費電力はLemur Proより多くなるものの、バッテリー容量は少ない53Whで、駆動時間は非公開。90Wの充電器が付属します。開始価格は999ドル(13万4000円)で、最上位の構成は2132ドル(28万7000円)と、処理性能を求めるならLemur Proより求めやすい設定となっています。

情報元System76
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