Amazonは、読み書き一体型の次世代Kindle電子書籍リーダーである「Kindle Scribe」を海外で発表しました。これまで「読書するだけ」に等しかったKindleの使途が大幅に広がるモデルです。
Kindle Scribeは、Kindle史上最大の10.2インチディスプレイを搭載し、解像度はシリーズ上位タイの300ppi。表面は光の反射を抑え、紙に近い質感を実現したとアピールします。
また、Kindleデバイスとして初めてスタイラスペンの「スタンダードペン」もしくは「プレミアムペン」が付属します。いずれも充電やペアリングは不要で、プレミアムペンには消しゴムやマーカーなどが利用できるショートカットボタンを用意。
スタイラスペンはPDFへのメモの書き込みや電子書籍の付箋の追加、ノートの作成やToDoリストの作成・管理が可能。PDFやWordのdocxファイルをKindleに転送し、閲覧・メモの書き込みが可能な「Send to Kindle」にも対応。
本体バッテリー容量は明らかにしていないものの、バッテリー持ちは読書のみで12週間、読み書きで3週間持続するとしています。本体充電端子にはUSB Type-Cを採用。厚みは5.8mmでかなり薄め。
Kindle Scribeの構成は4種類。ストレージ16GBでスタンダードペンが付属するモデルが4万7980円、プレミアムペン付きモデルが付属したモデルは16GBストレージが5万1980円、32GBが5万4980円、64GBが5万9880円。また純正カバーもファブリック・レザー・プレミアムレザーの3種類が用意され、9980円から。29日より予約受付を開始し、年内の出荷を予定しているとのこと。