Googleは、来年販売予定の「Google Pixel Tablet」の新情報を公開しました。タブレット市場において最大大手であるiPadと訴求するポイントを差別化しており、かなり期待が持てる内容です。
まずはハード面。これまでチラ見背されていたGoogle Pixel Tabletのカラバリは1色のみで、さらに画面ベゼルも旧時代的でしまりも悪く感じる白色だったのですが、今回、本体色がグレーとホワイトの2種類あることが明らかに。またスリムな印象を与える黒色のベゼルを備えたモデルも用意されるようです。本体は磁器の質感を思わせる「ナノセラミックコーティング」がなされているとし、プレミアムな素材と仕上げを謳います。
また、今年の3月ごろにはGoogleが「画面部分が取り外せるスマートディスプレイ」の開発に取り組んでいるという情報がありましたが、それを体現する形でNest Hubのように使える「Charging Speaker Dock」を発表しています。
同製品は、Pixel Tabletを専用のポゴピンで充電しつつ、充電器側のスピーカーからより良い音質で再生することや、スマートディスプレイ特有のスライドショーなども再生可能で、スマートディスプレイとタブレットの二刀流を実現するものとなります。
Pixel 7シリーズと同様、Google Pixel TabletのSoCにはTensor G2が採用。スタンドに差し込むことによりスマートディスプレイとして利用できるタブレットはLenovoなどから販売されていましたが、これほどまでに高性能なSoCを搭載したモノはなかったようにも思えます。
ソフト面でも専用の調整が施されており、UIはMaterial Youデザインで統一され、Android 12Lより搭載された通知バーの2段表示に対応しています。
しかしそれだけではなく、ロック画面には家電類を操作するGoogle Homeのショートカットが登場しており、またCharging Speaker Dockに接続しても独自のUIが使える模様。
現時点ではメモリやストレージの容量や価格などは不明で、正式リリースの来年を待つ必要がありそうです。Googleとしては非常に久しぶりの同社製Androidタブレットということもあり、何らかの不具合などは避けられなさそうにも思えますが、今後に注目したいところです。