サムスン電子ジャパンは28日、国内向けに展開していた「Galaxy」の呼称を取りやめ、「Samsung」に統一すると発表しました。
純正アプリの名称や、起動画面、端末背面のロゴ、さらにはホームページなども全て「Samsung」となり、順次グローバルのスタンダードに統一される予定です。
さらに公式直販サイトも開設され、今後のSIMフリーモデルの国内展開にも期待できます。
今回の変更では、会社ブランド名の故障やアプリ名称、SNSアカウントの表記や背面刻印などほとんどのものが変更され、URLもgalaxymobile.jpからsamsung.com/jpに変更され、既にリダイレクトが設定されています。
さらに、公式オンラインストアも開設され、純正アクセサリーを始めとしたAmazonなどで販売されていた商品のほとんどが公式サイトから購入できるようになっています。キャリア選択の項目などもあり、SIMフリー端末の発売に期待が高まります。
現在公式オンラインストアが対応している決済方法は3Dセキュア対応のクレジットカードやデビットカード、クロネコヤマトの代引き決済とのこと。今後PayPayなどのスマホ決済も導入されると嬉しいところです。また、キャンセルは当日のみ可能で、返品は不具合製品のみ可能とのこと。
今なら公式サイトでの購入で、落下や水濡れ等でも保証が適用できる2年間の「Galaxy Care」が無料で付属されるとのこと。対象機種は「Galaxy M23」、「Galaxy Tab S8 | S8+」、その他ウェアラブル機器のみですが、Galaxy S23シリーズが国内でSIMフリー展開された際にはこのキャンペーンが適用できる可能性もあります。
サムスン電子ジャパンは、2015年から、スマートフォンにしてGalaxy S6 | S6 edge以降のモデルで「Samsung」のブランド名を用いずに販売するようになり、端末には代わりに「Galaxy」を用いていました。
この背景には当時加熱していた嫌韓感情から目をそらさせるような目的もあったと考えられます。しかし、近年ではSamsungロゴの端末を国内でも展示したり、海外のGalaxyロゴのプロモーション動画、プロモーション写真をそのまま用いたり、アクセサリーでSamsungロゴのものをそのまま販売したりと、以前のように完全にSamsungロゴを隠すことを徹底しておらず、近年の若者間での韓国ブームやBTS人気に乗っかりもとの呼称に戻したのでしょう。
長らく見ていなかったためSamsungロゴと日本語のタイトルが入ったPR画像に違和感を覚えますが、直販サイトが開設されたことや国内向けのガラパゴス仕様がグローバルに統一されつつあることは素晴らしい変更だと思います。
国内市場が「Galaxy」ブランドに変更してからシェアを拡大しつつあった状況であるため、元に戻すのはかなり大きな決断だと思いますが、よくやってくれた、と言いたいところです。