Nokiaブランドを販売するHMD Globalは、MWC2023に先駆け、持続可能性に焦点を当てたエントリースマホ「Nokia G22」を発表しました。
Nokia G22はアメリカの修理業者のiFixitと連携し、ユーザー自らが簡単に部品交換を行えるようにしたスマートフォン。同機種ではバッテリー、充電ポートの破損、ディスプレイやカバーの傷を修理することができるようです。
もちろん、背面カバーを開けるために本体を加熱するとかバッテリーの取り外しのためにアルコールを使う、といったことは必要ない設計になっています。交換用パーツはiFixit公式サイトにて、ディスプレイ以外が20ユーロ代(2800円)、ディスプレイが49.95ユーロ(7200円)で提供されています。
スペック自体は平々凡々なエントリークラスのスマートフォンといったもので、SoCはUnisoc T606を搭載。同SoCは1.61GHzのCortex-A75×2と1.61GHzのCortex-A55×6という構成の廉価SoCで、AnTuTuベンチv9では15万点台とかなり低めの性能です。メモリは4GB、内部ストレージは128GBで最大2TBのmicroSDカードに対応するほか、2GBの仮想メモリ機能に対応。
ディスプレイは6.52インチのHD+(1200×720)液晶で、表面の強化ガラスはCorning Gorilla Glass 3。欲を言えば「画面はできるだけ割れづらく修理もしやすい」が至高なのですが、価格的に厳しかったのでしょうか。
カメラは背面が5000万画素+200万画素深度+200万画素マクロの3眼、インカメラがティアドロップ型で800万画素。生体認証は顔と指紋の両方に対応、マスクをつけた状態での顔認証にも対応するようです。
バッテリーは5050mAhと潤沢で、USB-PDによる20Wの急速充電に対応します。プリインストールOSはAndroid 12で、2年間のOSアップデートと3年間のセキュリティアップデートを謳います。
本体色はブルーとグレーの二色。Nokiaはこの発表と同時期に、60年間使ってきたブランドロゴを刷新することを発表しましたが、本体のロゴは古い物のまま。Nokia G22が最後の旧ロゴ採用スマホとなるかもしれません。
価格は179ユーロ、日本円にして2万5000円です。
OS | Android 12(2年間のOSアプデ保証) |
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SoC | Unisoc T606 |
メモリ | 4GB + 2GB仮想メモリ |
容量 | 128GB 最大2TBのmicroSD対応 |
画面 | 6.52型 HD+(1200×720) |
カメラ | 5000万画素 |
インカメラ | 800万画素 |
電池 | 5050mAh |
寸法 | 165 x 76.2 x 8.5 mm,196.2 g |
その他 | NFC(一部)、顔/指紋認証 |