Xiaomiの雷軍CEOはどうやら「電気自動車を作る」ということに執心しているようで、2年前に電気自動車の参入を発表して以来、「人生最後の主要な挑戦」と言うほどまでに取り組む姿勢を見せていましたが、最初の電気自動車の概要がリークされていたようです。
NotebookCheckによると、Xiaomi最初の電気自動車は「Modena」もしくはMS11という名称になるようで、以前から伝えられていた通りセダンタイプの自動車となるようです。
デザインは先進的ではありますが、海外自動車系サイトのCarscoopsは「ヘッドライトとバンパーが非常にマクラーレン風で、かつリアの造形もアストンマーティン DBSを連想させる」と評価。XiaomiはたびたびAppleのデザインやサイトの構成をパクることで定評がありますが、他の中華自動車メーカーで見かける特定の車を丸々パクった、というものではないため、そこまで気になるものでもありませんね。
またテスラと同様、電気自動車で吸気が全く必要ないために、グリルがなくシンプルなデザインです。フロントガラス上にはLiDARセンサーがあると思われるでっぱりがあり、ある程度の自動運転にも期待が持てます。
このほか、全面サンルーフを搭載し、すくなくともhonda eのようなダッシュボードが全面ディスプレイという可能性がないことが読み取れます。
以前の情報では、「Xiaomi初の自動車はセダン型になり、価格は30万元(600万円強)を超える」とされていましたが、現時点の情報では確かにTesla Model 3以上の機能性を持つ可能性は高く、中国で400万円台からの同車より高い値付けも十分あり得そうです。
NotebookCheckによれば、Xiaomi初の電気自動車は、早くとも24年の第1四半期まで登場しないとのこと。海外ではLucid MotorsやNioなど、テスラ以外にも電気自動車のみを製造する新興メーカーが頭角を現していますが、Xiaomiがそれらと渡り合える存在感を示せるかが気になるところ。