AMDは、ハンドヘルド型PCに最適化された高性能プロセッサの「Ryzen Z1」シリーズを発表しました。Zen4世代の技術を用い、長いバッテリー駆動時間や高い性能をアピールします。
Ryzen Z1シリーズは、無印モデルとRyzen Z1 Extremeの2種類を用意。無印モデルのCPU構成は6コア12スレッド、Z1 Extremeは8コア16スレッド。詳しい周波数は明かされていません。消費電力(TDP)は15から30W。
大きく変わるのがグラフィック。RDNA 3世代のグラフィックコアを、Ryzen Z1は4コア、Z1 Extremeは12コア搭載するとのこと。3倍も搭載コア数に差があり、性能差も大幅にありそうです。
Ryzen Z1シリーズは、ASUSのエイプリルフールと思われていたハンドヘルド型ゲーミングPC、「ROG Ally」にて初搭載を予定しています。
ROG AllyはフルHD+120Hzのディスプレイを備えるデバイスで、Steam Deckより軽量な608gの本体をアピール。またSteam Deckとは異なり、特定のプラットフォームに依存することがないため、SteamやEA、Epic Games、Xbox Game Passなど複数のプラットフォームからゲームを購入&プレイ可能。日本への投入にも期待したいところです。