Nokiaと中国のスマートフォンメーカーVivoが争っていた裁判で、ドイツ・マンハイム地方裁判所がNokiaに有利な判決を下したことがわかりました。
海外メディアGSM Arenaの記事(4月12日付)によると、裁判は4G標準必須特許 (SEP)に関するもの。今回の判決により、Vivoはドイツ国内で前述の特許を使った製品を販売できなくなる可能性があるといいます。
一方、Vivoは判決を受けて声明を発表。以下の4点を明かしました。
- Nokiaとのライセンス契約更新の交渉はまだ合意に達していないこと
- 当面の間はNokiaと契約更新の交渉を続けること
- 必要であれば当該製品の販売とマーケティングを一時停止する用意があること
- 今回の判決を不服として上訴する準備を進めていること
現時点でVivoがすぐさまドイツ国内から排除されるとは言えませんが、かといって楽観視できる状況でもないでしょう。
今後の裁判の展開だけでなく、万一ドイツから排除された場合、Vivoがどの市場に活路を見出すのかにも要注目です。