KDDI株式会社と株式会社インターネットイニシアティブ(IIJ)は、資本業務提携契約を締結したと発表しました。
この提携により、KDDIはIIJの発行済株式総数の10.0%に当たる普通株式1870万7000株を総額512億円でNTTから買い付ける予定です。
本取引の実施によるIIJの業績への影響は見込まず、IIJの経営体制に与える影響もないとしています。
IIJは国内初のインターネット接続事業者として創業し、セキュリティやクラウドなどの領域で多様なネットワークサービスを提供しています。
KDDIはDX(デジタル変革)を事業の柱に据えています。
この提携により、KDDIはDXにおけるモバイルや固定電話などのコア事業と、クラウドやIoTサービスなどのNEXTコア事業の拡大を目指します。
業務提携の内容として、IIJによるKDDIの通信サービスなどの最適な調達、IIJとKDDIの各種事業領域での協業の検討、法人分野やモバイルサービス領域での商材の相互活用や共同開発の検討、人材の交流などが含まれます。
こうした動きにより、NTTはIIJの主要株主ではなくなります。