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超絶高性能で120Hz駆動の最強携帯ゲーミングPC「ROG Ally」上陸ッ!初陣なのに圧倒的なのは「5年の開発期間」

 「ログアライ」じゃないぞ!

 台湾ASUSは、日本国内において、Windows 11搭載の携帯ゲーミングPC「ROG Ally(アールオージー エイライ)」を正式発表しました。発売日は6月14日以降。

 ついにASUSからの登場した携帯ゲーミングPC。筆者は複数の携帯ゲーミングPCを触ってきましたが、本機はかなり圧倒的です。ぶっちゃけ今買うならこれで良いと思います。まさに真打ち登場。

 クロスプラットフォーム前提の今だからこそ投入する携帯ゲーム機だといいます。Steam、Xbox Game Pass、Epic Games, GOGなど様々なPCゲームストアからインストールが可能。さらにAmazon appstoreからAndroidゲームをプレイすることすらも可能。

 しかしこの手の携帯ゲーミングPCは、ここ最近出てきた新興カテゴリ。急遽作って、鳴り物入りで登場か……と思いきや、実は5年間かけて開発した渾身の機体とのこと。

5年間の試作の山

初期は分離型も

 もちろんコントローラーを別途接続しての利用も可能。

 FHD解像度(1920×1080)の7型IPS液晶を搭載。

 実際のサイズはこんな感じです。背面カーブや誤操作防止までをも考慮したエルゴノミクスデザインだといいます。

幅 280.0mm×奥行き 111.38mm×高さ 21.22~32.43mm

 携帯ゲーミングPCって結構重たい機種も多いんですけど、本機はかなり軽く感じましたね。重量はわずか608g。ゲームをしているとすぐに疲れる、といったことは無さそうです。

 スマートフォンと比べるとこんな感じ。

右:Zenfone 9

 Nintendo Switchより一回り大きいです。

左からGPD Win4, ROG Ally, AYANEO Air

 この手の携帯ゲーミングPCって、どれだけ性能が上がっても画面リフレッシュレートは60Hz止まりなんですよね。筆者は長年のPCゲーマーで、、PCモニターは4K解像度なのはもちろん144Hz、165Hzと高駆動で揃えてきたので、今さら60Hzというのは物足りない……というのが正直なところ。

 そんななか、本機はしっかり120Hz駆動にも対応します。ONEXPLAYER 2やSteam Deckですら60Hzですからね。ついに重要なブレークスルーを果たしてくれました。

 プロセッサはAMD Ryzen Z1 Extreme。

 8.6TFlopsで他社据え置き機にも迫る高性能となっているとのこと。

 各ゲームのデフォルト設定値にて、以下のフレームレートでゲームがプレイできてしまうとのこと。画質設定を煮詰めれば、さらに高フレームレートでの動作も可能でしょう。

 スペックは以下の通り。

CPU AMD Ryzen Z1 Extreme 最大 8.6TFlops FP32 (RC71L-Z1E512)
/ Ryzen Z1 最大 2.8TFlops FP32 (RC71L-Z1512)
メインメモリ LPDDR5-6400 16GB
ストレージ SSD 512GB (PCI Express 4.0 x4 接続)
ディスプレイ 7.0型液晶, 1980×1080 ドット(120Hz), タッチパネル搭載, グレア
無線 LAN IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax (Wi-Fi 6E)
バッテリー駆動時間 約10.2時間
OS Windows 11 Home 64 ビット
サイズ
(突起部除く)
幅 280.0mm×奥行き 111.38mm×高さ 21.22~32.43mm
質量 約608g
希望小売価格(税込) 10万9800円(RC71L-Z1E512)
/ 8万9800 円

 インターフェイスも充実。正直、生体認証を端折ってる携帯ゲーミングPCは使う気が失せますが、しっかりここに対応してる点はポイント高いです。

 内部構造はこんな感じ。冷却性能もしっかり確保します。

ROG Ally 分解 基板

 電池持続時間の目安は最大2時間ほど。

 もっと高い性能、もっと大きなモニター、もっと長時間のゲームプレイを求めたい時は、専用コネクタで接続するeGPU(外付けGPUボックス)である「ROG XG MOBILE」を使うことで解消できます。

 各種ソフトウェア制御も充実。

 さらにトリガーのデッドゾーン(ボタン非反応範囲)の細かい調整からキー割当、トリガーや振動の調節まで自由自在に設定が可能。

外付けコントローラー側のキー割り当ても

 ハイレゾオーディオや、Dolby Atmos対応といった点も抜かりなし。

 AMD Ryzen Z1 Extreme搭載の最上位版 (RC71L-Z1E512)は6月2日予約開始、6月14日発売。価格は10万9800円。え、安すぎじゃね……?

 Ryzen Z1搭載の下位モデル (RC71L-Z1512)は予約・発売ともに「2023年夏」予定。価格は8万9800円。

 海外ではオンラインのみで販売する戦略を取っている市場もあるものの、日本ではオンラインだけではなく家電量販店でも購入可能。新興分野の端末でなかなか踏ん切りがつかない人は、家電量販店で実機を触ってみるのも良さそうですね。

 超高性能で120Hz駆動。みんなが待ってた携帯ゲーミングPCを、One-NetbookやAYANEOではなく、ASUS ROGから登場の衝撃。しかもコスパがヤバい。要チェックのガジェットです。

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