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破綻のFCNT、製品販売を「停止」。携帯三社は販売「継続」、楽天モバイルは終売済み

 FCNTと関連会社が大規模な負債を抱えたまま経営破綻しました。民事再生手続きを申請、高齢者SNSや国内製造工場を持つJEMESは承継支援の手が挙がっているものの、端末製造販売に関しては見つかっておらず、完全に事業を停止しています。

 FCNTは製品販売を停止。Amazon上に開設していたFCNT公式ストアは、ページこそ残っているものの、全ての製品が販売終了となっています。

 arrowsを販売している通信事業者、NTTドコモとKDDI、ソフトバンクは販売継続を表明しました。三社共に「アフターサポート体制を整え、販売を継続していく」としています。その詳細については言及されていません。

 販売製品はあくまで納品先のキャリアの製品との建前があるため、速やかに販売停止したメーカー製品とは対応に差が出ています。

 そもそもFCNTは修理・アフターサービス事業についても支援がないため一旦停止すると発表しています。いくらキャリア製品とは言え、アップデートや修理の見通しが立たない製品を販売停止しないことには問題があると思われますが、携帯キャリアのサポートでは、故障時には機種ごと交換するといった対応が取れます。

 ただし、いずれの会社もその詳細な対応内容について明言しているわけではありません。また、OSアップデートやセキュリティ更新についても不明です。

 当然ながら既存製品のアップデート自体が困難となることも想定され、たとえば「買った直後に致命的な脆弱性が発見された」という場合にも、対応できる保証は無いことから、やはり「キャリアが支援の手を挙げる」などの続報があるまでは、消費者は購入を避けるのが適切な判断だと思われます。

 なお楽天モバイル広報部に取材したところ、楽天モバイルのFCNT製品は「既に終売済み」、その他の影響については現在調査中としています。

楽天モバイル arrows RX(FCNT)

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