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なぜ安い?携帯電話の開拓者モトローラ、ワイモバイルと組み低価格機種投入

 モトローラ・モビリティ・ジャパンは、6月7日、東京都内にて新製品発表会を開催。「moto g53j / g53y」を正式発表しました。moto g53yについては通信事業者としてはソフトバンクが独占し、ソフトバンクのサブブランドであるY! mobileから投入します。

 Motorolaの日本での発表会は約1年ぶりですが、水面下の努力の成果、渾身の一作が今回発表の機種だといいます。

モトローラ・モビリティ・ジャパン代表取締役社長 松原丈太氏

 Motorolaは日本で2020年頃にポートフォリオを広げ、2022年度は出荷台数も拡大。ちなみに北米ではシェア3位、南米2位とのこと。日本含むアジア太平洋は注力地域だといいます。

 2021年にはSoftBankからrazr 5Gをリリース、認知度は拡大するも、やはり広く遍く使ってもらえるモデルではありませんでした。

 「グローバル仕様まま発売するメーカーと捉えられている」との世間の認識があるとしつつ、実際には、2022年にはMotorola「史上初」のIP68+FeliCaに対応したモデルを投入。

ちなみに、単に「MotorolaのFeliCa対応」スマホとしては、RAZR M(2012)が史上初。それ以来キャリア向けモデルは途絶えていたものの、FeliCaには非対応のrazr 5G(2021)でSoftBank取り扱い。「防水+FeliCa」「5GとFeliCa対応」といった条件付きでは、moto 52jが初の対応端末

 そして今回、よりお手頃価格のモデルを発売。防滴防塵やFeliCaにも対応しています。

ソフトバンク常務執行役員 兼 ワイモバイル事業推進本部長 寺尾洋幸氏

 取扱事業者のY!mobileはシンプルな料金で訴求。営業の会社の印象のあるSoftBankですが、2年前に専門部隊を結成して顧客満足度(NPS)改善に取り組み成果を上げているといいます。

 寺尾氏は今回の取り扱いにあたり、Motorolaについて、現在も米シカゴに開発拠点を持ち、携帯市場の開拓者のDNAがある点を評価。部材要因や政府規制で満足ある価格での端末提供が難しくなるなか、Motorolaと提携して今回の低価格な機種を投入。

現在Lenovo傘下ではあるものの、Motorolaは携帯電話を開拓、携帯電話の歴史とともに歩んできたブランドとして名高い

第一世代にあたるMotorolaの携帯電話端末

フィーチャーフォン

法人利用を想定し販売していたFOMA M1000。Symbian OSやタッチパネルを搭載

 「moto g53j(公開市場版)」は3万4800円、「moto g53y(Y! mobile版)」は2万1996円となっています。moto g53jは低価格機種としてはかなり大きな実行8GBメモリ。moto g53yはペールピンクを加えた3色展開で実行4GBメモリとなっています。

ストレージ容量は128GBなどほとんどの仕様はg53j/yで共通。

 120Hz駆動の6.5型HD+画面やSnapdragon 480+、Dolby Atmos ステレオスピーカー、FeliCa、5000mAh電池、18W急速充電など。特にY!mobideでは価格約2万円、MNPでは一括1円となるだけに、価格帯では充実した仕様となっています。

 充実した仕様ながらも、非常に低価格に抑えた点も感心しますが、実機を触った感想として、特にその筐体側面や背面の高級感ある質感、デザインは素晴らしく、これで約2万円というのは驚きです。

moto g53y ペールピンク

 円安の過大な影響を受けつつも、世界展開して調達力も高いモトローラはコスト面で強みがあると自信を見せました。

 特にY!mobile版の価格を安く抑えることが出来た理由としては、SoftBankの大きな販売力などコスト面でのテクニックを使いながら努力したといいます。

 なお公開市場版もY!mobile版も対応バンドは共通で、5G Sub6のうちn79(ドコモ向け)は非対応。

 これまでグローバル主体の開発体制だったところ、最近は設計の前に日本チームにヒアリングが入るようになっており、現地化がしやすい環境にあるとしています。n79に関する需要は把握しており、今後は検討していきたいとのこと。

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