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米連邦航空局がVRトレーニング機材を導入。国家空域システム進化などに活用

 

 VR飛行シミュレーターなどを手掛けるロフト・ダイナミクス社は、米連邦航空局(FAA)との提携を発表。FAAが、パイロット訓練用のVRシミュレーターの導入を決定したことを明かしました。

 ロフト・ダイナミクス社は2016年に創業した企業(当時の名称はVRMスイス)。実物大のレプリカコックピット内で、3D高解像度のパノラマビューや独自のポーズトラッキングシステムを使えるVRトレーニングプラットフォームを展開します。

 映像を見る限り、トレーニング用のVRデバイスとして、Varjo VR-3を活用する形式の模様。VR内の映像は一瞬だけしか映りませんが、かなりキレイなグラフィックっぽいですね。

 発表によるとFAAは、エアバスH125およびロビンソンR22のVRシミュレーターを導入するとのこと。

 両シミュレータは、FAAのイノベーションハブであるウィリアム・J・ヒューズ・テクニカルセンター(WHTC)に設置される予定。

 国家航空安全、効率、能力、環境持続可能性の目標を推進し、次世代航空輸送システム(NextGen)に向けた国家空域システム(NAS)の進化のために用いるそうです。

 ロフト・ダイナミクスの創設者兼CEO、ファビ・リーセン氏は今回の提携について、以下のように語っています。

FAAに私たちの技術を提供することは、弊社にとってエキサイティングかつ重要なマイルストーンです。このパートナーシップによって、米国の航空業界にとってより安全で、拡張性があり、持続可能な未来を共に築くことを楽しみにしています。

 VRを活用するトレーニングは、デバイスの普及と同時に広まりつつあります。航空業界の場合、より臨場感のある形で訓練を実施可能なほか、コストを削減する結果にも繋がるでしょう。FAAがm導入したシミュレーターからどういった結論を導き出すかが楽しみですね。

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