Xiaomiは、中国にて「Redmi Note 13 5G」「Redmi Note 13 Pro」「Redmi Note 13 Pro+」の3機種を正式発表しました。Pro/Pro+の2億画素カメラや防水対応などが主な特徴となっています。
デザイン
背面のデザインは、Note 12シリーズと異なり、ProとPro+で大きく異なるデザインに。特にPro+のパープルで、4色に分かれた背面レザーのデザインが特徴的になっています。また、Pro+には日本のファッションブランド、AAPEとコラボした迷彩色のモデルも存在。
ディスプレイ
Pro/Pro+には第二世代のCSTO製発光素材「C7」を用いた1.5K ディスプレイを搭載。ピーク輝度1800nit、1920Hz PWM調光、最大2160Hzのタッチサンプリングレート、目への安全性が認められるTUV認証など、ミドルレンジながらハイエンドのディスプレイに近い豪華な仕様になっています。
さらに、Pro+はRedmiスマートフォンで初となる、エッジディスプレイを搭載。
防水防塵や堅牢性の強化
Note 13シリーズに共通して防水性能を高めており、Pro+はIP68、ProとNote 13 5GはIP5に対応。特にPro+は様々な部品の防水性・気密性を高めた上、水に濡れた手でも快適に操作できるようにタッチアルゴリズムを改良しているようです。
堅牢性にも力を入れており、ミドルレンジながらPro/Pro+にGorilla Glass Victus、無印にはGorilla Glass 5を前面に採用。その他、Pro/Pro+にはマザーボートの厚み増加、ミドルフレームの4隅の補強などを行い、4つの過酷なシナリオからなる56回の耐久テストにクリアしているとのこと。
パフォーマンス
Proには最近発表されたばかりの4nm SoCであるSnpadragon 7s Gen 2、Pro+には最新アーキテクチャでTSMC 4nm製造のDimensity 7200-Ultraを搭載。
Note 12 Pro/Pro+はDimensity 1080であったため、どちらも大きくスペックアップしています。
また、Pro+では約4000mm²のベイヤーチャンパーで放熱することにより、ゲーミング性能を高めています。
Note 13 5GにはDimensity 6080を搭載。
カメラ
Pro/Pro+のメインカメラにはSamsungとの共同開発の1/1.4型センサー、2億画素のISOCELL HP3 探索版を搭載。
1250万画素、5000万画素、2億画素の撮影を切り替えることで、劣化の少ない2倍と4倍のインセンサーズームが可能となっています。Note 12 Pro+では同じ2億画素でもISOCELL HPXというセンサーを搭載していましたが、HP3探索版ではTetra²pixelの4×4の配列から通常のBayerに変換する過程であるリモザイク処理にディープラーニングを用いることにより、2億画素撮影での撮影品質が向上しているとのこと。
また、2億画素撮影のために改良された画像処理アーキテクチャにより、画像の鮮明度、連射速度、2倍・4倍のズーム画質を高めているとしています。
画素数以外のスペックも最大2.24μmのピクセルサイズ、f/1.65の7P レンズ、レンズフレアやゴーストを抑えるALDコーティングに光学手振れ補正と、Pro/Pro+ともにミドルレンジらしからぬ仕様になっています。
これに加えて、センサー上で低ISO画像と高ISO画像を同時に撮影し合成するSmart ISO Proや、Xiaomiの画像処理アーキテクチャであるImaging Brainが強化されたことにより、HDR撮影や夜景モードの品質が向上。
SoCのISPとAIチップの性能が向上しているのもあり、カメラ性能にはかなりの性能が期待できそうです。
さらに、Pro/Pro+にはNote 12 Pro/Pro+で登場したフィルムカメラ風のフィルタモードに、暖青、鮮明、ネガ、森緑4種類の旅行向けのフィルタを追加しています。
Note 13 5Gには1億800万画素の1/1.67型センサーを搭載。3倍のインセンサーズームに対応しています。
バッテリー
Pro+とNote 13 5Gには5000mAh、Proには5100mAhと、どのモデルも大型のバッテリーを搭載。
特に、Pro+ではDimensity 7200-Ultraの省電力性が高いのか、Honor 90とみられるスマホよりも長く駆動できるとしています。急速充電の出力は下位モデルから順に33W、67W、120Wとなっており、Proでは約44分、Pro+では約19分で満充電になるとのこと。
さらに、新しいスマート充電機能とバッテリー管理システムにより、バッテリーの劣化を抑え、Pro/Pro+では1000回の充電サイクルの後でも最大容量を90%以上保てるとしています。
価格・発売日
Redmi Note 13 5Gは発表後に販売開始しており、Redmi Note 13 Pro、Redmi Note 13 Pro+は現地時間2023年9月26日午前10時に中国にて販売開始。
Redmi Note 12シリーズから価格が下がり、それぞれRedmi Note 13 5Gが1099元(約2.3万円)から、Redmi Note 13 Proが1399元(約2.9万円)から、Redmi Note 13 Pro+が1899元(約3.9万円)からとなっています。なお、グローバル発売の有無については執筆時点で不明。
スペック
Note 13 Pro+ | Note 13 Pro | Note 13 5G | |
---|---|---|---|
OS | MIUI 14 (Android 13) | ||
SoC | Dimensity 7200-Ultra | Snapdragon 7s Gen 2 | Dimensity 6080 |
メモリ | 12/16GB LPDDR5 | 8/12/16GB | 6/8/12GB LPDDR4X |
容量 | 256/512GB UFS 3.1 | 128/256/512GB | 128/256GB UFS2.2 |
画面 | 6.67型 1.5K (2712×1220) AMOLED 最大120Hz駆動 1920Hz PWM調光 |
6.67型 FHD+ (2400×1080) AMOLED 最大120Hz駆動 1920Hz PWM調光 |
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カメラ | 広角:2億画素 ISOCELL HP3 1/1.4型 0.64μm f/1.65 OIS 超広角:800万画素 マクロ:200万画素 |
広角:1億800万画素 1/1.67型 0.64μm f/1.7 深度:200万画素 |
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インカメラ | 1600万画素 | ||
電池 | 5000mAh 急速充電(最大120W) |
5100mAh 急速充電(最大67W) |
5000mAh 急速充電(最大33W) |
寸法 | 161.4×74.2×8.9mm,204.5g (色により重量の違いあり) |
161.15×74.24×7.98mm, 187g | 161.1×74.95×7.6mm, 173.5g |
その他 | IP68 ステレオスピーカー 画面内指紋認証 X軸リニアモーター |
IP54 3.5mm イヤホンジャック ステレオスピーカー 画面内指紋認証 X軸リニアモーター |
IP54 3.5mm イヤホンジャック 側面指紋認証 |