Samsungは、Galaxy FEシリーズの製品として、「Galaxy Tab S9 FE」および「Galaxy Tab S9 FE+」を発表しました。
これまで通り、FEのついたモデルは従来のモデルのデザインを継承しつつ、各パーツの性能を抑えた製品となります。Galaxy Tab S9 FEの価格は449ドル(6万8000円)からと、Galaxy Tab S9無印モデルの799ドルと比較すると非常に安く仕上がっています。
採用しているSoCは非公開ですが、GSMArenaやSamMobileはExynos 1380を搭載していると伝えています。Tab S9シリーズはSnapdragon 8 Gen2を搭載しているため、性能としてはかなり差があります。
ディスプレイは有機ELではなく、液晶。Tab S9 FEは10.9インチ、S9 FE+は12.4インチのディスプレイを採用しています。リフレッシュレートも無印モデルの120Hzから90Hzへとトーンダウン。この2つが大きくコストカットに貢献している箇所でしょう。
メモリはTab S9 FEが6/8GB、FE+が8/12GBを用意。ストレージは128GBまたは256GBとなっています。また、microSDカードスロットを備え、最大2TBの拡張に対応。
このほかのスペックはベースモデルと大きくは変わらず、バッテリーはTab S9 FEが8000mAh、Tab S9 FE+が10000mAhで45Wの急速充電に対応するものの、充電器は付属しません。
インカメラは両モデルとも1200万画素超広角を採用。これにより、複数人でのWeb会議参加時などに役立ちます。背面カメラの構成は異なり、Tab S9 FEが800万画素のみ、S9 FE+が800万画素+800万画素超広角の2眼となります。
Tab S9 FEには5G接続に対応するモデルが用意されますが、Tab S9 FE+はWi-Fiモデルのみ。本体はIP68等級の防水防塵性能を備えます。本体色は両モデルともMint / Lavender / Gray / Silverの4色。
プリインストールOSはAndroid 13をベースとしたOne UI 5.1.1。SamMobileによれば、ほかのSamsung製端末と変わらず、4世代のOSアップデートと5年のセキュリティアップデートを保証しているとのこと。
先述のように、価格は449ドル(6万8000円)からとなっていますが、Sペンが付属している分、5万円台半ばのタブレット、と評価すれば割と悪くない選択肢ではないでしょうか。
もちろん、現時点では日本市場への投入の是非は公表されていませんが、Samsungは日本国内へのスマホ以外の製品の投入にも注力し始めているあたり、すこし期待したいところでもあります。
OS | One UI 5.1.1 |
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SoC | Exynos 1380 |
メモリ | 6/8GB (Tab S9 FE) 8/12GB (Tab S9 FE+) |
容量 | 128/256GB |
画面 | 10.9型 LCD 1440×2304 (Tab S9 FE) 12.4型 LCD 1600×2560 (Tab S9 FE+) |
カメラ | 800万画素 (Tab S9 FE) 800万画素+800万画素超広角(Tab S9 FE+) |
インカメラ | 1200万画素超広角 |
電池 | 8000mAh (Tab S9 FE) 10000mAh (Tab S9 FE+) |
寸法 | 254.3 x 165.8 x 6.5 mm,523g (Tab S9 FE) 285.4 x 185.4 x 6.5 mm ,627g(Tab S9 FE+) |
その他 |