携帯ネットワークの品質評価を行っているOpensignalが、日本の携帯電話回線に関する最新の品質調査「モバイル・ネットワーク・ユーザー体感レポート」を公開しました。各キャリアの実力について見ていきましょう。
まず、一貫した品質の要件に合格したテストの割合を反映した一貫性品質アワード部門では、ソフトバンクがトップとなりました。83.8%のスコアで2位の楽天モバイルを0.4ポイント上回りました。NTTdocomoとauは、81.2%のスコアで並び、共同の3位にランクインしました。
続いて、アップロードスピードに関する部門では、楽天モバイルが圧倒的な強さを見せました。全体のアップロードスピード18.7Mbpsは、次点のソフトバンクの2倍以上で、5Gアップロードスピードにおいても、30.4Mbpsと2位のソフトバンクを大きくリードしています。
ゲームエクスペリエンスの部門では、ソフトバンクが首位。ゲームエクスペリエンスでは81.7点、5Gゲームエクスペリエンスでは90.2点を記録し、両カテゴリーともにトップとなりました。
ダウンロードスピードの部門においては、NTTドコモが前回完全な勝者でしたが、今回の調査では低下。全体のダウンロードスピードでは、ドコモはauとほぼ同水準の44.7~44.8Mbps。5Gダウンロードスピードでは、NTTdocomoと楽天モバイルが177.4~180.9Mbpsでアワードを共に受賞しました。
5Gビデオエクスペリエンス部門では、ソフトバンクが77.4点のスコアでトップを獲得。2位のNTTdocomoに2.6ポイントの差をつけました。
最後に、音声アプリエクスペリエンス部門はNTTdocomoがau、楽天モバイル、ソフトバンクをわずかに上回りました。
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