Amazon.co.jpにて、ブラックフライデーセールが開催中ですが、信じられないような製品が「特価販売」されていることがわかりました。
Amazonのセールなんて10%オフやせいぜい40%オフが関の山ですが、なんと「96%オフ」などの目を疑うような還元率のセールが実施されています。
価格は約2700円や3000円弱や。元値は約6万円などとなっています。こうした製品が複数確認できます。(1, 2)
こういった製品はセール前に価格を釣り上げておき、セールでの値引き率を大きく見せるというやや詐欺的な手法を用いている場合もありますが、価格変遷を調べるツールで確認すると、この業者は元から高い値段を設定しているようです。
ツール対策済みというわけです。大した製品ではないでしょうし、おそらく製品ページごと作り直しているのでしょう。
なおタイムセール特価に設定されており、数千個の在庫が90%以上がカートに追加されていると表示されており、まるで大人気かのように見えますが、全てが購入されているわけではなく、一定数を業者がカートに追加することで、表示数を虚飾している可能性も考えられます。
そもそも、まともな製品ならドライバ詳細や対応コーデックぐらい書くはずですが、製品ページにそうした記載はありません。指紋認証もありません。製品ページからレンダリング画像まで全てが怪しいので、6万円の値付け自体がありえないと言えるでしょう。
ただ、それでも値引き後価格は無線イヤホンの相場としては安い部類なので、これで良いかと思ってしまう人も中にはいるかもしれません。
しかし、そもそも2700円の価値すら無いようで、同一製品を以前「299円で購入した」との報告も上がっています。
マジでクソゴミなんでやめたほうがいい🤣タダでもいらんわ! pic.twitter.com/PN8cGwV050
— 💚RYO 💙 (@VAMOS_SHONAN) November 24, 2023
報告者いわく「当然音質は悪く、Bluetoothの接続も劣悪でスマホから1m離れるだけでも音が途切れてイライラする、タダでもいらない」とのこと。電池または電池残量表示も「かなり怪しい」としています。
以上、299円の価値もない「タダでもいらない」製品を、「定価6万円」と詐称して値引き率を高く見せる極悪業者の紹介でした。皆さんの買い物の参考になれば幸いです。
なお、製品のうち一つは、タイムセール特価終了後も「50%オフの2万9999円」で販売を継続しており、注意が必要です。
話題の極悪イヤホン、改名繰り返し販売を続けてるみたい。2000円台後半で低評価連発。「通信が途切れ途切れ」「タッチ感度高すぎて着ける時に電源切れちゃう」「1年で故障」「低レベル」「イヤホン内部で何かが回っている音がして頭痛が起きる。評価は星1だが、嫌いな友人にあげるなら最高なので星2」 pic.twitter.com/dGWN2UCtje
— すまほん!! (@sm_hn) November 25, 2023