今年は豊作?不作?
すまほん!!ライターが令和五年(2023年)に購入したガジェットの中で、最も良かったものをご紹介します。
Index
- 1 ベストバイ
- 1.1 iPhone 15 Pro(スミーレ)
- 1.2 Redmi Buds 4 Harry Potter Edition(HENNNA)
- 1.3 EDIFIER GX05(Masakazu Sawada)
- 1.4 LG 22MD4KL-B(riku)
- 1.5 SESAME サイクル2(く゚)
- 1.6 Galaxy Tab S9 FE(ひかるん)
- 1.7 Redmi Note 11 Pro 5G(あやさん)
- 1.8 Realforce R3S(ryoppi)
- 1.9 GPD WIN MAX2(千歳智)
- 1.10 Meta Quest Pro(芋の文)
- 1.11 Galaxy Z Fold5 (zeriyoshi)
- 1.12 iPhone 15 Pro(jiyoung)
- 1.13 Xiaomi 13T Pro (やずX)
- 1.14 vivo X100(ピュアセル)
- 1.15 MacBook Pro 14インチ M3 Max (そっぷる)
- 1.16 5K Retina Studio Display VESAマウントタイプ(らいち)
- 1.17 Xperia 1 V(會原)
- 2 ワーストバイ
ベストバイ
iPhone 15 Pro(スミーレ)
2年に一度の買い換えタイミングだったので、「iPhone 13 mini」から機種変更。iPhone 13 miniと比べれば流石に大きく重いですが、チタニウムフレームの軽さや絶妙な横幅も手伝って、心配していたほどの違和感はありませんでした。カメラ性能など、すべてがバランスよく整っていると感じます。
待望のUSB-C対応により、外付けストレージやVRゴーグルの接続など、できることの幅が大きく拡がったことも嬉しかったポイント(Androidにやっと追い付いた)。唯一の問題点は、円安で割高なところでしょうか。
Redmi Buds 4 Harry Potter Edition(HENNNA)
前々から使っていたイヤホンを失くしてしまったため、8000円で購入。箱からケース、イヤホン本体までハリーポッターデザインが徹底されていて感動しました。音質は価格相応といった感じですが、私にとっては十分でした。バッテリー持ちも良く、丸一日使っても全く問題ありません。ノイズキャンセリングの弱さとマイクの音質の悪さが難点ですが、それ以外はもう文句なしです。
EDIFIER GX05(Masakazu Sawada)
まったくチープさを感じさせない頑丈な金属製充電ケースに、左右のワイヤレスイヤホンと2.4GHzドングルを収納。このドングルをPCやゲーム機に設置し、イヤホンはスマホとBluetooth接続することで、ゲームの音楽と通話音声が同時にイヤホンから出力されます。
近年では2台同時接続可能のワイヤレスイヤホンが低価格帯でも登場していますが、GX05の場合は2台のデバイスからの音声を聴くことが可能。ただし、ドングルで接続している最中にスマホで音楽を聴くことはできないので要注意。あくまでも「ゲームと音声通話が同時にできる」ということですが、それでも便利!
LG 22MD4KL-B(riku)
ずっと昔から使っていたディスプレイが壊れたため、すぐ買い換えるだろう、と興味本位で型落ちを購入。
映像入力がUSB Type-C端子によるDP Altモードのみ、という、かなり割り切った仕様ですが、これがMacBookとの相性をさらに高めています。
所持する基本的なアクセサリー類は全てUSB Type-C端子であるため、本体の背面に搭載されている、ハブとして使えるType-C端子3つは、利便性を爆上げ。申し訳程度のUSB Type-A端子を搭載したディスプレイにはもう戻れません。
まさに、「MacBook使いにとって至高のディスプレイ」です。来年は、現行モデルの「27MD5KL」を購入してデュアルモニター環境を構築したいと考えています。
SESAME サイクル2(く゚)
自転車の鍵を失くし、鍵の暗証番号すら忘れる私にぴったりのガジェットが登場しました。
ボロボロになった自転車を新調するのと同じタイミングで購入し、同じく新調したiPhone15Proに搭載されている「アクションボタン」と組み合わることで快適なスマートロック環境を実現。
クロスバイクやロードバイクには使用できませんが、鍵をシェアして他人に貸し出せたりと、通勤通学用自転車が格段に便利になるので導入を検討してみてください!
Galaxy Tab S9 FE(ひかるん)
Galaxy Tab S8 Ultraからの乗り換えで購入しました。
筆者はゲーム等の高性能を必要とする端末が必要なかったため、FEでちょうどいいのではと判断し購入。
Ultraと比較してコンパクトなサイズ感と防水対応であるおかげで、今まで防水スマホをスタンドに立てかけて使っていた煩わしさから解放され、家中どこでも動画を見やすくなりました。風呂の壁に本体の磁石でくっつくという仕様も相まって、QOLが劇的に上がった1台でした。
Redmi Note 11 Pro 5G(あやさん)
いいところは、とにかく充電が早い。出かける前に電池残量50%切っていても、着替えたりトイレに行ったりタバコを一本吸ったりしているうちに80%以上まで充電できるので、寝る前に充電器につなぐをの忘れていても絶望する必要がない。
ダメなところは、オタク向けメーカーなので予想はしていたが、インカメラが全然ダメなのと、OPPOとく比べると画面分割が使いにくいのと、重心がカメラに偏りすぎているので、少し不安定なところに置くと必ず落下すること。ただ、3日に1回のペースで落下している割にはどこも割れていないのは評価できる。
Realforce R3S(ryoppi)
取り回しの良さと打鍵感の評判の良さを理由に、富士通ノートパソコンのキーボードを単体で出した「LIFEBOOK UH Keyboard」の購入を検討していたら、あのRealforce(の最廉価モデル)が+3000円程度で買えてしまうことに気づいてしまい、即刻購入。テンキー付きモデルとテンキーなしモデルの価格が大差なかったことから、テンキー付きを選んでしまいました。
当初検討する理由に入れていた「取り回しの良さ」はどこへやらという感じですが、静電容量無接点方式の軽やかな打ち心地は大満足。
そこいらのキーボードより重たく、膝の上など机以外の安定しない場所で使うと安定しないのが難点ではありますが、長く愛用できそうです。
GPD WIN MAX2(千歳智)
「とにかく荷物を最小限にしたい」という私のニーズにぴったり合致していたこともあり、メインPCにGPD WIN MAX2を購入しました。これが大正解で、設置スペースが小さくなったことはもちろん、これまで使っていたドッキングステーションや外付けゲームパッドといった諸々の周辺機器が丸ごと不要になり、非常に身軽になりました。
私が購入したのはCPUがRyzen 7 6800Uの2022年版ですが、日々使っていてパワー不足を感じることはまずありません。10.1インチというUMPCとしては大きめの液晶を備えていることもあり、趣味のゲームはもちろん本業であるライター活動まで快適そのものです。これからも公私ともに大活躍してもらおうと思います。
Meta Quest Pro(芋の文)
2020発売直後に買ったQuest 2君がヘタッてきたので、今年前半に急遽購入。値下げ(約22万円→約16万円)後に買えたので当時は結構ホクホクでした(最近はさらに値下がり傾向ですが……)。
MR機能のショボさなど、いろいろ言われているデバイスですが「VRChat」などVRゲームを遊ぶ用としては、非常に「アリ」かと思っています。
解像度はQuest 2からほぼ据え置きですが、レンズがパンケーキレンズになったおかげで超高画質化。重量バランスも改善され、前に持って行かれる感じもありません。コントローラーもカメラ内蔵なので、いろんなポーズをしてもトラッキングが飛ばないのが嬉しいところ。
ただ、純正ストラップ(というかヘッドレスト)の装着感が最低レベルなのは本当に勿体ない……!頭頂部にヘッドバンドがあるQuest 2と違い、オデコと後頭部で支えるのですが、長時間着けてるとガチで痛くなります。
サードパーティ製の頭頂部ストラップを付けると劇的改善するので、今から「Quest Pro買うぜ!」という人は、マジで同時に注文しておいた方がいいです。
Galaxy Z Fold5 (zeriyoshi)
ドコモ版と違い絵文字が改悪されていないということでau版を購入。
Samsungとしては5世代目となる折りたたみスマートフォンであることもあり、ハードウェア・ソフトウェア共に洗練されており先進分野で実験的な側面が強い折りたたみスマートフォンの中では一番実用性が高いように思います。
前モデルのZ Fold4から進化に乏しいと言われる本機ですが、折りたたみ時のディスプレイが刷新されて輝度が向上していたり、折りたたみ時の隙間が限りなく小さくなっていたりと普段の使い心地に影響する部分が改善され、メイン機として十分使える完成度に仕上がっていると感じました。
iPhone 15 Pro(jiyoung)
様々なハイエンドAndroidを購入していますが、毎年購入しているiPhone Pro版が今年は当たりでしたので、あえてiPhone 15 Proを推します。
今までのモデルで嫌だった「重い」「傷が目立ちやすいステンレスフレーム」「Lightning端子」という点が全て解消。チタン素材になったことで、ケース無しでの運用がとても快適になりました。
また、Proモデルは最大4K、60fpsの「ProRes」撮影や、「Log」撮影が可能になり、驚くほど綺麗な動画を撮影できるように。わざわざ専用機を持ち出さなくても良くなったので、非常に満足しています。
Xiaomi 13T Pro (やずX)
日本版はライカ印が無くなってしまいましたが、カメラの写りは全然悪くない。特にこれまでのTシリーズと打って変わって、サブカメラもまともなセンサーを採用している点が非常に良いと思います。
また、ゲーム性能も高く、形状も持ちやすい。全体的な使用感がとても良く、実は結構気に入っています。スピーカーの音質や質感(ミドルフレームが樹脂)は弱点であるものの、全体的には些細な点。
120W急速充電も非常に速く、Xiaomi 13T Proは今、人にオススメしたいスマホNo.1です。
vivo X100(ピュアセル)
70m望遠カメラでマクロ撮影が気になり、vivoスマホのカメラの画質を信頼して「vivo X100」を購入しました。望遠カメラは最短15cmまで寄れますし、ズーム耐性も期待通りかなり優秀に感じます。撮影の幅が広がって、今までしづらさのあった花や虫の撮影をする時間が増えました。
メインカメラの画質も想像以上に良く、ノイズや白飛びが少なく露出やコントラストも程よくて写真としてほとんど不満がありません。
ディスプレイの輝度を写真の明暗に合わせて制御するXDR Photo機能も効果が一目で分かり、撮った写真を見返すのも楽しいです。間違いなく今まで触った中で最高の完成度のスマホカメラだと思います。
MacBook Pro 14インチ M3 Max (そっぷる)
MacBook Pro 14インチ(M1 Max)から乗り換えです。
体感で大きくパフォーマンスが向上した、劇的に良くなった、と言うことはありませんが、これを機にMacBook Proをクラムシェルで運用することに。
3画面出力をしつつも低消費電力で安定して動作してくれるので、文句なしです。CalDigit TS4と組み合わせれば多くのデバイスを繋いでも安定して使用することができます。また後日記事を書ければと思います。
5K Retina Studio Display VESAマウントタイプ(らいち)
これまでのメインマシン、最高スペックに盛り盛りしていたiMac 27 inchを手放し、M2 MaxのMacbook Proに乗り換えました。職業柄PCを持ち出すことが多く、それまではノート(M1 Pro)との2台持ちだったのですが、Apple Siliconのパフォーマンスと安定性の高さを実感していたので、満を持してintelモデルからの完全離脱することができました。
持ち出し可能なPCを、作業場ではディスプレイにつないでデスクトップ化し、環境をまとめる!これぞロマン!「高性能ラップトップで完結」の夢(かつてのMacがあまりにもダメすぎて断念した夢)、ここに成就!
Apple Silicon搭載のノート型Macは、まずデスクトップマシンと遜色がないパフォーマンスを発揮しますし、夏のクラムシェルモードでも室温と排熱に多少気遣ってあげれば全く問題ないパフォーマンスを発揮。Intel&Touch Bar時代のMacBookと違って画面色劣化もしない!すごい!プロダクトとして完成されました。
ここまでが前置きなのですが、「デスクトップマシン」として運用するのに重要なディスプレイに選んだのがこちら。デスクの周りをスッキリさせたかったので、足のついていないVESAマウントモデルを選択。
Apple Studio Displayを選んだ理由は、私は写真撮影を趣味にしているので、普段使いで色域の保証されたディスプレイを使いたい。その中で30インチ前後4K以上の解像度のものから選択。今どき写真を最も目にする(つまり私が公開した写真が最も目に触れる)のはSNSであり、そのSNSを最も見られるのはiPhoneだということで、現代のマスターモニターといえば良いのでしょうか、多くの鑑賞環境に近い見栄で写真作りができる点も重視しました。
最高輝度にするとうおっ!眩し!って感じなのですが、目が慣れれば色彩やコントラストも非常リッチで気に入っています。
Xperia 1 V(會原)
待ってました、ソニーの本気。
マスターモニター品質の画面はHBM高輝度に。さらにこだわりの前面スピーカーは熟成し上質。箱鳴りを適切に抑えて音圧と解像感を確保、素晴らしい音場で音楽再生にも映画視聴にもたっぷり浸れる文句なしの品質。スケールメリットで勝るはずのGalaxy S UltraやiPhone Pro Maxにも迫る高水準。SME出身音響エンジニアはこの偉業を誇るべきです。
1/1.35型2層トランジスタ画素積層型CMOS搭載のメインカメラの画質は高く、優れた低光量耐性には舌を巻きます。画質処理で劣ることをある程度開き直る方針ならば、当然最上のハードウェアを搭載すべきであり、それを忠実に実行した結果です。ソニーセミコンダクタソリューションズはこの素晴らしい次世代撮像素子を世に生み出したことを誇るべきです。
Snapdragon 8 Gen 1搭載のXperia 1 IVは極度の発熱問題に悩まされていましたが、本機はSnapdragon 8 Gen 2搭載で問題を抑制。発熱機構での重量増を嫌ってまで美しい薄型軽量の縦長筐体を優先するXperia 1シリーズの方針とSoCが噛み合っています。
史上最も美しく整合している、それがXperia 1 Vに対する感想です。しかし、世の流れはソフトウェアでの解決です。最新アップデートでの疑似ボケ対応など、可能性は感じるものの、心もとないのも事実。ここから心機一転で巻き返せないのであれば、Xperiaを推すのが今年が最後になるのではないか。他の機種とも大いに迷いましたが、Xperai 1 Vを手にした時の感動は本物であったことから、そんな想いもあって、1位に推します。もちろん杞憂に終わり、素晴らしい機種を今後も生み出してくれることを期待します。
ワーストバイ
iPhone 15 Pro(らいち)
カメラの画質がすごい!ものすごく良くなりました!言語化すると「本格的」に。先代、12 Pro Maxと13 Pro Maxはガッツリ使ってきていて、「所詮スマホのカメラだ」くらいの感想でしたが、これらと比べると、ノイズが潰れた「塗り絵感」がなくなり、RAW現像ではしっかり階調が「粘り」、画質に関しては専用機と比べても申し分ないと思うことが増えました。気軽にしっかりした画質で写真が撮れるのは嬉しい。旧機種と比べ、画素数・センサーサイズなどスペックの数字に大きな違いはありませんが、はっきりと画の作り方から変わりました。
ただ、カメラ以外は、「何か変わったところある?」という感想です。使い心地が変わらないのは良くも悪くもiPhoneですよね。
話題になった「アクションボタン」ですが、もうずっと押していない事に気が付きました。買った直後は「カメラの起動ボタン」にして使っていたのですが、存在を忘れていました。Androidによくあるシャッターボタンと違って、直感的な位置にないからですかね?このボタン、いっそ無いほうがいい。 15万円くらいするし、使い心地そんなに変わらなくて「カメラが良い」だけならRICOH GRとかSONY RX100シリーズを買い増した方が幸せなんじゃないかって思ったりします。もちろん、いくらコンパクトデジタルカメラが小さいからと言って、スマホとは使い勝手が全く違いますけど、それはそれとして専用機には良いところがありますからね。
「買って損した」なんて言うつもりはないし、ものすごい不満があるわけでも無いので、ワーストにするほどでも無いのですが。初代iPhoneが発売されて16年目、ホームボタンがなくなって6年目で、流石に退屈だ、つまんないなあというワガママな気持ちだけでワーストとしました。Vision Proが普及したら、また新しい風が吹いたりしないでしょうか。
Pixel Fold(會原)
定価10万円で商品企画から品質まで問題のあるarrows Nで2023年は決まりか、と年初は思っていたものの、Pixel Foldを挙げます。
ベゼルの太さや先行研究不足の作り込みの甘さが目立ち、何より画面を開いた時にX(Twitter)がまともに表示できず中央に狭い表示領域で表示されます。Threadsでは両脇に空白ができます。さらに重鈍283gで閉じて使う際には手が疲れます。定価25万円で購入したものの、持ち歩く気も失せてしまいつつあります。
大画面Android端末へのアプリ対応を促す意義のある試みであり、大局的な観点から見れば必要な挑戦ですが、それが叶っていない現状、単に「個人的に買って後悔」という基準では、本機を挙げざるを得ません。ただし、ネガを潰した後継機の開発には期待したいですし、Google Playストア側を含めてアプリの最適化を促す施策も本格化すべきだと思います。