オーディオメーカーNiceHCKより有線イヤホン「NICEHCK DB2」を提供していただいたのでレビューします。
税込み3950円の値頃な価格帯イヤホンとなります。
謎の美少女キャラクターのイラスト採用は、水月雨(MOONDROP)やSeeAudioなんかでよく見ます。流行りに乗ってる感じがしますね。
今回提供していただいたのは紫色(Purple)。外観は、まるで宝石を思わせる見た目です。
格安帯モデルながらも、ドライバーは10mm径チタンメッキグラフェン振動板DD(ダイナミックドライバー)1基に、BA(バランスドアーマチュア型ドライバー)1基を組み合わせたハイブリッド構成。
筆者はこの価格帯のイヤホンはそれほど持っていないので恐縮ですが、全体的な解像感はやはりヴェールがかかっているような印象を受けます。横方向には十分な音場を確保しています。
中域のボーカルと低域は近くに感じられます。低音は激しく、濃厚で量感がありますが上品さは足りません。高音はキレがあり艶やかなものの、細い音が楽曲によっては埋もれてしまう場面もあります。全体としては煌めきがあり騒々しくもある個性的なサウンドです。個性的なDDとBAの構成の格安イヤホンってこうなのか、と楽しめるのが妙味なのではないかと思います。
値頃でも個性的なイヤホンが欲しい、そんな人には良い選択肢となるかもしれません。