Qualcommは3月21日(現地時間)、モバイル機器向けの新しいSoCとして、「Snapdragon 7+ Gen 3」を発表しました。
Snapdragon 7+ Gen 3は「Snapdragon 7 Gen 3」の改良版で、処理性能に関してはミドルハイ(ミドルレンジとフラグシップの中間)にあたる製品です。
特徴はSnapdragon 7シリーズとして初めて、オンデバイスでの生成AI処理に対応したこと。Metaの「Llama 2」やGoogleの「Gemini Nano」といった大規模言語モデル(LLM)を含む、幅広いAIモデルをサポートしています。
さらに「Game Post Processing Accelerator」や「Adreno Frame Motion Engine 2」の搭載でゲーム関連の機能も強化。ゲームコンテンツをデスクトップレベルのビジュアルに引き上げるとしています。
通信面についても、より高速なWi-Fi 7規格をサポート。順当な強化といえるでしょう。
同製品はOnePlus、realme、シャープといったメーカーが既に採用を決めており、今後数ヵ月以内に商用向けの搭載製品が発表される予定です。
シャープのAQUOS sense9に採用だと強力すぎるので、おそらくAQUOS R9、R9 proのどれかに採用でしょう。もしAQUOS zeroシリーズ復活だと嬉しいですね。