安価なタブレットでおなじみ中華メーカーのALLDOCUBEは、8型ミニタブレットの新作「iPlay 60 mini Pro」を発表しました。中華タブと侮るなかれ、なかなかよさそうな機能性を兼ね備えています。
本機種は既に楽天市場で予約受付中で、その価格は2万2900円。6月25日から順次発送予定としています。
ディスプレイは小柄な8.4インチで、もちろん液晶。解像度はしっかりWUXGA(1920×1200)を確保。もちろんマルチタッチにも対応しますが、輝度は最大350nitと暗め。屋外での使用は若干しづらいかもしれません。記載はありませんが、おそらくリフレッシュレートも60Hzでしょう。
SoCは最近の中華タブでよく見るMediaTek Helio G99。性能は悪くはなく、動画視聴や簡単なゲームぐらいならあまりストレスなく動作すると思われます。メモリは8GB、ストレージは128GBで、最大512GBのmicroSDカードに対応します。
カメラ性能は廉価タブらしく最低限で、フロントカメラは500万画素、背面カメラは1300万画素。顔認証に対応します。生体認証があるかないかというのは快適性に非常に大きな影響を与えるので、あくまで精度の低い認証方法とはいえ用意してくれるだけありがたいです。
バッテリーはこのサイズのタブレットとしては気持ち多めな6050mAh。18Wの急速充電に対応します。ただし付属の充電器は最大5V/2A出力までしか対応していないようなので、フルスピードで充電するには別途充電セット一式を用意する必要があります。
筆者が感心したのはソフトウェア面。iPadや大手Androidタブレットとは異なり、こういったメーカーのタブレットはソフトウェアにほとんど手が入っていません。そのため、純正では用意されていない画面分割やマルチフィンガージェスチャーなどが一切利用できず不便です。
しかしこのタブレットはAndroid 14ベースのALLDOCUBE OS 3.0なるカスタムUIを採用し、フローティングウィンドウや3本指スクリーンショットなどの機能を取り揃えているとのことで、操作面にも期待が持てます。
動画等のコンテンツの著作権保護規格Widevine L1に対応。Netflixを高画質で視聴できると主張しますが、少なくともAmazon Primeに関してはWidevine L1対応すなわち高画質再生可能、とはならない点に注意してください。
また、以前のモデルでは搭載していなかった6軸ジャイロを搭載することによって、レースゲームなどを快適に遊ぶことができるようになったとしているほか、左右対称なステレオスピーカーを搭載。持ちやすいサイズ感ということもあり、今は途絶えたファブレットの代替としてコンテンツ視聴に役立てるのもアリかもしれませんね。
GPSにも対応しており、ナビとしての利用や、ポケモンGOなどの位置情報を利用したゲームも遊べます。
このほか、当然ですが技適マークを取得済みで、4G LTE通信にも対応。対応バンドは楽天市場のページには記載がないものの、ALLDOCUBE公式サイトではB1/2/3/4/5/7/8/20/28AB/66およびB38/39/40/41に対応していると記載されています。おそらく別個に日本向けのローカライズなどを施しはしないでしょう。
そのため日本市場ではSoftBank系列以外ではプラチナバンドがつかめず実用的ではありませんが、楽天モバイルが最近自社に割り当てられたプラチナバンドのBand 28が普及すれば、同回線でも快適に利用できるのかもしれません。
上述の通り価格は2万2900円で、6月25日から購入順に発送予定とのこと。
OS | ALLDOCUBE OS 3.0(Android 14ベース) |
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SoC | MediaTek Helio G99 |
メモリ | 8GB |
容量 | 128GB microSDカード対応(最大512GB) |
画面 | 8.4型 (1920×1200) |
カメラ | 1300万画素 |
インカメラ | 500万画素 |
電池 | 6050mAh |
寸法 | 202.7×126×7.9mm,310g |
その他 | 顔認証、デュアルSIM(うち1枚microSDと排他) GPS、ステレオスピーカー |
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